もういやです!
空手ノートにこんな事が書いてありました。
今度小学2年生になる男の子です。
「ぼくにはなおせないくせがあります。
それは目せんと手のいちです。
5月からノートをかきはじめていままでずっと目せんと手のことばかりかいています。
じぶんでももういやです。
テレビもがまんしてかいているのでもうつらいです。
目せんと手のはんせいはもういやです。
それとごはんのときひだりてをつくえにちゃんとだしてたべます。」
その子はいつもキョロキョロしています。
手の位置とは、組手(戦い)で構えの手が下がる事です。
でも、6才で癖にめぐり会えたこと、それに、癖はしつこくて治すのが大変ということを知れた事は、素晴らしい経験だと思います。
彼は9ヶ月間ノートを書き続けています。
だからこそ、ハッキリと自分の癖がわかったとも言えるし、続けられたのは癖のお陰かも知れません。
その甲斐あって彼は9ヶ月ものあいだ、一生懸命稽古する事が出来ているのです。
結果は大事ですが、結果を使う事が出来ている、という事の方が大きいと思います。
まだまだ一年生。
これを自信にしない手はありません。
そう簡単に物事が上手くいくハズはない。
成長は時間が掛かるもの。
私もたまに忘れてしまいます。
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