友達
新年度の開始だっていうのに、雨、雨、雨。
折角咲いた桜からもポタポタ雨が落ちています。
それが、まるで鼻水を垂らしているようで、微笑ましくもあり、ちょっぴり可哀想な感じもします。
道場内のはなたれ小僧もいよいよなのか、いつの間にかなのか?!
晴れてピカピカの一年生になった子が今年は多くいます。
以前少し触れましたが、意識し合い切磋琢磨しています。
このまま良い緊張感を維持出来れば良いのですが、歳が経つにつれて難しくなっていくようです。
仲がイイのは良いのでしょうが、割り切れないと、どうしてももたれ合い頼り合ってしまいます。
大会や審査前になると、型に出る高学年同士で集って一緒に練習するそうです。
互いに指摘し合ったり、気付き合うのは良いことだと思います。
ただ、これで満足して終わっていてはいけません。
やはり勝ちたければ、個々の意識と意地と努力が必要になってきます。
今までのキッズを見てもそうです。
誰かに頼る練習しかしない子は、頼るチカラしか出せません。
結局個人競技ですからね。
と言うか、団体だろうがなんだろうが、個がしっかりしなければいけません。
“最後に頼るのは自分”って体に仕込まなければ、本番で不安がちらつくのは当たり前です。
これは、先輩後輩の仲でもそうですが、友達感覚もどこかで遠慮が出てきます。
普段仲が良くても、何処かで割り切る意識が必要だと思います。
正直、これはキッズには難しい話ですが、伝える価値はありますからね。
頭の何処かに置いといて、判る時に判れば良いのです。
勿論仲を悪くする必要はありませんが、結局、何となくナアナアな仲はナアナアです。
一度はぶつかり壊れた後に理解し合った仲の方が、より質の高い関係になれると思うのです。
新年度を迎えた高学年や中高生、大人も含めて提案があります。
道場内は何か自分の中で個を意識、確立するルールを決めて、そこに譲らないで向き合って欲しい。
リーダーになる、勝ちたければやったほうが良いでしょう。
余談ですが、今は世の中が共有、共有って方向になっている気がします。
だから、リーダーがいないのか?!
ひょっとしたら、世の中全体が譲り合いもたれ合って緩みやすくなっているのかも知れません。
さておき、空手の質を高めると同時に人間関係の質も高める。
イイ話だと思います。
TAGS: キッズ・教育・稽古・行動・道場 | 2016/04/08
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