夏の日の護身
2学期も始まり、なんとなくバタバタとしていた空気がようやく落ち着いた気がします。
2学期は中だるみの期間です。
新学期の初々しさもなくなり、慣れてしまい気が緩む。
加えて、しつこい残暑が心と体を切り離そうとするのです。
あと少し、優しい秋を首を長く、背筋を伸ばして待ちたいと思います。
さて、そんな緩みやすい時期に抜群のタイミングで明日、板橋区の小学校で護身講習があります。
親子合わせて総勢110人。
一瞬逃げたくなる数字ですが、ここは大事な護身ですからね、バッチリやらせていただきます。
1月に別の小学校で行った内要とかぶりますが、大事なことですので、聞いてください。
護身と一言に言いますが、我々はありとあらゆるものから身を守らなくてはいけません。
つまり、何時何処で何が起きるかわからないと言うことです。
普段からボケッとせずに護身に対する身構えと心構えを持ち合わせておきたい、そう考えます。
無意識に出来るようになる、つまり癖にするまでは、意識した生活が必要です。
身構え、心構えが必要ならば、「構え」の練習はいかがでしょうか。
「構え」イコール「姿」です。
何をするにも姿はそこにあるのです。
その場に適した姿があるはずです。
姿を格好つけることにより「気付く」こと「正しい行動」の練習になるのです。
キケンに対して気が付かなければ、元も子もありません。
気付いても、正しい行動が取れなければ意味がありません。
それに「格好つける」「姿勢を正す」ことに意欲が沸く人間がいちいち悪さなんてしないでしょう。
「一生懸命生きている」これは自信に繋がります。
ネットの誹謗中傷やラインとトラブル、人間関係においても、何を指導する以前に自信を持つことが大事ではないでしょうか。
「姿を格好つける」
それだけで格好良いし安全だし、自信も持てるなら、やらないてはありません。
護身は地域全体で取り組む必要があります。
まずは大人が子供の目を気にして格好つけるべきです。
その緊張感、気遣いこそが街の防波堤となり安全な社会を作り上げる、そう思います。