プレッシャーのかかる時こそ普段の稽古が現れる
春恒例、大山泰彦最高師範をアラバマから招いての講習&特別審査会が行われました。
講習のテーマは足の運び(ステップワーク)。
当日は沢山の方にお集まり頂き、ありがとうございました。
皆こなせていたようですが、上手く出来なくてもチャレンジした、一歩前に出た経験はこの先役に立ちますので、出来る範囲でチャレンジしたいところです。
この”出来る範囲”って結構ニクイ言葉です。
講習会もそうでしたが、その後の特別審査ではココの所で普段どのように稽古をしているか、よくわかります。
講習会のテーマ自体はそれほど難しくありませんが、コンビネーションでの複雑な動きは小学低学年には少し戸惑いもあったと思います。
ですが、ココで割り切って、例えば「ステップは間違っても構えはしっかりやろう」とか「隣の子より速くやろう」とか、考え方を理解して自信を掴む経験をしておいた方が良いと思います。
特別審査は特に人数も多くて、下級が課題以外の型を上級と一緒にやる場面もいくつかありました。
「習ってません」と言って固まる生徒や慌てふためく生徒もいました。
ですが、目線を変えずにあたかも既に習っているような素振りや表情で挑んだ生徒もいます。
断然、後者の方が自信は付くわけで、型全体で見た時も「なんとなく出来た」という事と、例えば「立ち方」や「握り」「引手」「目線」などなど、バッチリ勝負出来た箇所と実際に完璧に出来た箇所が判るハズです。
これこそ「出来る範囲」で自信を掴む方法だと思います。
逆に最初から諦めていたら、もしくはすぐにシャッターを閉めるような考え方だと、結局出来る事すら出来ません。
大会もそうですし、審査もそうです、プレッシャーが掛かるのです。
でも結局、大事な時ってプレッシャーが掛かるもの。
色んな理由のせいにして、アタフタオドオドしたり、イライラ逆ギレしたとして
まあ、チャレンジしていれば、いつの間にか慣れると思います。
その先に成長があるのではないでしょうか。
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