ありのままの現状に気づくことが出来る発表会
気付いたら、南の夜空にはオリオン座が見えるようになりました。
秋のあの柔らかくてなんとも穏やかな空や雲は、また足早に去ってしまった気がします。
毎年この時期に大会があるせいか、なかなかゆっくり空を眺めていないだけ、なのかもしれません。
さて、前回書いた「試合の判定基準」が、思ったよりも反響が多くて少しホッとしています。
ですが、それだけ”あやふやな解釈”の方が多くいる、ということだと思います。
少しずつ改善出来るようにしたいです。
今度の週末行われる冬季発表会では、もう一度試合ルールの件は具体例も交えて触れようと思います。
是非ご参加いただき、ルールへの理解を深めていただけたら幸いです。
この、審査も大会も発表会も、結局その当日の環境は特別かもしれません。
ですが、やること自体、内容は普段通りです。
現状のありのままが出る、ということです。
この結果を解釈して、自信をつけることや課題発見のキッカケにしていきたいところです。
それがイベントの醍醐味だと思っています。
普段の稽古(練習)は勿論、成長のためでもあるし、自信のためでもあります。
でも”現状の結果を理解するため”とも言えるのです。
“自信”は指導する上でも、生活でも、教育でも大事なキーワードだと思っています。
大会で勝つことも自信です。
でも、負けて得られる自信もあります。
練習を逃げない、自分に逃げない、一歩出る、全て立派な自信だと思います。
でも、日々の生活で瞬間瞬間を一生懸命生きる、ここが一番大事だと思うのです。
なにせ”普段”ですからね。
この先に、先ほどの大会の例などのチャンスが巡ってくるのではないでしょうか。
我々の発表会は、発表会の為に特別な何かを作り込んでお見せするわけではありません。
勿論、意欲や意識への刺激となるように、板割りや多少の演武は取り入れます。
ですが、目指すところは普段のありのままの姿(稽古)をお見せする、ということです。
生徒個々で今どんな事と向き合い、どう取り組んでいるか。
発表会を何度も観ている方は生徒の中の成長を見て感じることも出来ると思います。
当然そこを目指して日々稽古しています。
ですが、ここは是非、生徒やお子様が今の自分と向き合っている姿にも注目してください。
季節によって移り変わる空の表情のように、生徒の姿も着々と変化しています。
黙っていても変化はしますが、現実と向き合っている姿を見るのも良いものです。
TAGS: オープン道場・チャレンジ・成長・発表会・稽古・自信 | 2017/12/01
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