2018チャレンジカップ
チャレンジカップが開催されました。
上手くいった事とそうでない事がよく出ていました。
生徒もそれはよくわかっているようで
大会後の空手ノートには具体的な反省や課題がハッキリと書かれていました。
「くやしかった」「嬉しかった」
正直な感情も書いてありました。
大会に向けてそれなりの稽古をした証拠です。
大会をチャレンジして一番の財産は”自分と向き合う事を学べた”点ではないでしょうか。
上級になるにしたがい、技や戦い方が成長するという事は
自分との向き合い方への変化が必ずあると思います。
向き合うという事は課題を意識する事で、それだけ丁寧な作業になるわけです。
丁寧さが一生懸命さにつながり、自信を掴むことが出来るのではないか。
そう考えています。
あとは続けること。
チャレンジの継続により、課題の変化を知ることは成長を実感出来る。
それが自信になるのは言うまでもありません。
対戦相手、両者で明らかな体重差がある場合は延長(大会によっては再延長)で判定に持ち込まれた場合、引き分けの内容であれば、体重が軽い方が勝つというルールになっています。
ボクシングの細かい階級に見て取れるように、格闘技は体重が優劣に大きく左右します。
そこでよく間違えやすいのは、軽い方が下がりながら技を出す、という状況です。
技のダメージで後ろに下がったり体が崩れるのでしたら、それは重い方の有効打(相手にダメージを与えているであろう有効な技)となり、重い方が優勢になります。
ですが、軽い方の作戦として後ろに下がって技を出す、或いは、技というよりも体重による圧力で軽い方が後ろに下がる(ダメージではない)。でも軽い方も技を出している。
それは、つまり有効打はありません。
このような場合、手数(技の質と数)が同じであれば引き分けです。
よって軽い方の勝ちです。
ですが、ここで、下がっている軽い方を有効打を食らっている、と勘違いしやすいのです。
例えば、これも前回説明させていただきました、型の試合は、勢いだけあれば良いのではありません。
技の正確性が第一です。
組手の試合も、技を競うのであって、押すことを競うのではありません!
だから「押す」行為は技ではなくて反則なのです。
押したってダメージはなりませんからね。
因みにですが、我々のルールでは”瞬間的な押し”は反則ではありません。
それは、相手を崩して技を出すテクニックの内の1つです。
あくまでも技の為の応用であり手段です。
「押す」「下がる」そこで優劣を判断してはいけません。
あくまでも技によるダメージを与えているのか、もしくは受けているのか
そこが判定の基準です。
是非、今後の参考になさってください。
「すべて順調に上手くいきました」
これではドラマになりません。
「山あり谷あり」
だからドラマは面白い。
だからこそ、向き合うことが出来るのではないでしょうか。
生徒の皆、よく頑張った。
中高生のスタッフ、協力ありがとう。
ご父兄の皆様、ご理解、ご協力いただき、ありがとうございます。
さあ、次回はいよいよ夏合宿です。
ドラマの宝庫。
“その日のドラマ、その日のうちに”
と言うわけで、なるべくダイレクトに近い状態で合宿の模様をレポート致します。
ご期待ください。
ワールド大山空手東京練馬 高橋真次
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