反則ゼロの大会
年の瀬の忙しなさを少し感じ始めた今月中旬、2度目の支部内戦が開催されました。
前回、8月初旬に初の支部内戦を行った際にはとても評判が良く、わたし自身もすごく楽しむことが出来る大会となりました。
今回は、前回を超える50人以上の生徒の参加がありました。
支部としての一体感を感じられる事が出来たのは、とても嬉しく感じます。
合宿や発表会もそうですが、私と生徒が良い経験出来るのは、皆様のご理解とご協力あってこそです。
感謝しております。
支部内戦は年齢、学年をベースに経験値や生徒が置かれた課題等含めて、生徒皆が大会を通して明日への自信と課題を掴むことを目標にトーナメントを組みます。
この大会が好評で気分が良いのは、怪我なく、野次のない、安全でクリーンな大会だからではないでしょうか。
全試合通じて反則はゼロでした。
こんな大会は見たことはなく、ここは自慢しておきます。
空手の試合のルールは勝敗を左右するためのものというよりは、怪我をさせない為のもの。
怪我のリスクを追ってまで必要な技などありません。
日頃の稽古から、怪我のリスクや技の正確性を指導することは指導者として最低限の責任と仕事です。
思うのは、基本の技も型もしっかり指導出来る道場は試合の仕方も丁寧です。
さて、試合のほうですが、今回は大人の試合も人数こそ少ないですが、盛り上がりました。
子供に比べて素直にチャレンジしにくいのが、「大人」だと思います。
何かにガムシャラになれる機会はそう簡単に訪れないのもまた大人の特徴ではないでしょうか。
でも、子供同様に一生懸命さに胸を張る姿は格好良く、それを意識する事は大切だと思います。
観ている人に何かしら訴えかけるチカラがあるのもまた、子供達と一緒です。
それもこれも、準備をしっかりしたからでしょう。
大人も子供も今回初出場の生徒も多くいました。
試合のペース作りは今後の課題です。
でも、試合が進むにつれて体力は消耗しても、体はそれなりに動いていました。
大会用に稽古を積んだからに他ありません。
大会用の準備を出来ない道場の選手はダラダラと、ただ必死さをアピールするような態度を取ってしまう人も少なくない。
そんな大会を山ほど見てきました。
それぞれの道場でそれぞれ大会に対する考えはあるようですが、私は、成長の為の一つの経験になればよいと考えています。
ただ出場することに意義がある?
私はそうは思いません。
やはり稽古内容がものを言うと私は思います。
試合に先駆けて黒帯が演武を披露しました。
黒帯は学生も多い為に、皆が揃っての練習は当日の朝のみとなりましたが、上手くやっていました。
一つの演武の中で失敗も成功もありましたが、良い演武を披露してくれたと思います。
演武後は選手と審判とで活躍してくれました。
審判は、今回で2度目の経験となりましたが、それぞれ成長を感じることが出来たと思います。
今年も様々なイベントが開催されましたが、その全てが黒帯のチカラで成り立っています。
立派に活躍してくれる黒帯は私の誇りでもあり、とても感謝しています。
試合は時間通りに無事終了しました。
各階級、各試合にそれぞれドラマがあり、小さな大会ですがとても大きな可能性を秘めた大会だと思います。
詳細は追って記事にしていこうと思います。
来年もまた開催していくつもりです。
是非、またチャレンジしてください。
さて、今年も全てのイベント、クラスが終了しました。
支部を立ち上げて13年が経ちましたが、黒帯の数が揃い、支部としてようやく地盤が固まってきた気がします。
中でも支部内戦を行えたことは大きかったです。
普段の稽古もそうですが、イベントごとも一生懸命ついてきてくれる生徒がいます。
そんな生徒達にいつもいつもチカラを貰っています。
ご理解ご協力くださる保護者の皆さまがいます。
嬉しい限りです。
ありがとうございます。
来年もまた、よろしくお願い致します。
ワールド大山空手東京練馬 高橋真次
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