ブログ稽古 第三弾 / 回し蹴りから後ろ蹴り
今回は後ろ蹴りの応用編。
初回の回蹴りから後蹴りのコンビネーションを解説します。
そのまえに。
技のコンビネーション(組み合わせ)を稽古する時は、どうしても最後の技に意識が行きがちです。
例えば、折角身に着けた回し蹴りをコンビネーションにしたお陰で雑にしては勿体ない。
なので、テーマを持って稽古すると良いと思います。
コンビネーションは流れを掴むことが大事なので、一つは、技の細かいポイントは気にせずに呼吸でリズムをとり、失敗しても何しても最後の構えまでやりきる。
もう一つは、逆に技の細かいポイントを意識して、一つ一つの技を丁寧に稽古するということ。
間違えた個所をピックアップしてそれを一つ一つ克服する。
この2つを繰り返し練習すると良いと思います。
さて、本題です。
今回もまた質問は☆、体験は★のマークを付けておきますので、試してみてください。
先ず、回し蹴りを丁寧に蹴ったら蹴り足のカカトを相手に向けて着地させる(図1)。
☆質問その1、回し蹴りを蹴った足を大体どこに踏めばよいか説明できますか?
これは少し難しいですかね。
答えは回し蹴りの軸足の前です!
図1
この時の注意点は、もしも左足で回し蹴りを蹴るのであれば、その蹴った左足に体重をしっかり乗せるということ。後ろ蹴りの軸になりますからね!
それに、ある程度前に踏み込むことが大事です。
回し蹴りを蹴った軸の近くに踏む人が非常に多いですが、それでは体重が乗り切らないので、ある程度前に踏むことが大事です。
軸さえ出来てしまえば、後は前回の後ろ蹴りの基礎と同じです(因みに違いは前回は足を揃えた半並行立ちという構えから蹴りましたが、今回は後ろ蹴りの軸になる方(回し蹴りを蹴った足を前に踏む点です)。
膝をあげる時に首を回して、膝を開けずにカカトで押し込む。
最初に提案したように「流れ」と「確認」の稽古を実践してみようと思います。
先ずは「流れの稽古」。
ゆっくりで良いので、止まらずに回し蹴りで1つ目の呼吸「ハッ」。後ろ蹴りで2つ目の呼吸「ハッ」。
難しいのは、前回よりも実際に回し蹴りの後に後ろ蹴りを蹴るので、後ろ蹴りの時に膝が開きバランスを崩しやすいということ。
後ろ蹴りを蹴る時に体を倒した構えが出来るかどうか、ということです。
私もそうでしたが、やはり回し蹴りから後ろ蹴りに繋げる時の回転が難しいと思います。
ズバリ「確認の稽古」です。
★試してみてください。
回し蹴りを蹴り終えて踏み込んだカタチから回転で止まる練習です(下の図の1→2まで!!!)。
1:前回同様に、足を狭く揃える4のカタチから、左足(赤い足)を一歩後ろに踏んで体重を乗せる(両足が一直線上になるように!)。
2:基礎編の「★実際に後ろを向き、足を伸ばしてみましょう!」の個所と同じで、青い右足、膝を抱える時に首を回しターゲットを見る(肩までは返して良いが、腰は絶対に回さない)。
はっきり言いますが、回し蹴りから後ろ蹴りはこの稽古だけやれば大丈夫、と言うくらいとても大事な稽古です(1→2を何度も何度もくり返す!!!)。
その後に、まっすぐ蹴ってみましょう(図の1→2→3)。
注意点は蹴った足を戻すまで試す(図の3→2→4)。
さて、前回よりも課題も説明も更に難しくなりました。
表現で一番難しかったのは、今回の稽古で一番重要なポイントと同じで、回し蹴り後の構えから膝を上げるのと同時に首を回転させる個所です。
繰り返しになりますが、キーポイントは図の1,2です。
是非、お時間ある時に試してみてください。
それでは。
コメントを残す