過去と成長と感謝
ある学生の話。
彼は時たま過去のこと(中学生の頃)を思い出してはストレスを感じて、親や物に当たる事があるそうです。
稽古は長い間真面目に続けています。
かれこれ10年以上になりますかね。
その間、大きな成長を遂げてきました。
技や型、組手の仕方等を覚えるのは然ることながら、稽古の仕方、特に彼の場合は集中力と、気持ちの切り替えが出来るようになったのが大きと思います。
最近では、指摘された事を丁寧に、そして素直に、瞬時に行動出来るようになっています。
出来なかったことが出来るようになるのって時間が掛かりますが、大事なのは意識だと思います。
ずっと意識があれば、ずっと出来ない事に気付くことが出来る。
だからこそ、あるとき出来たことにも気付くことが出来ると思うのです。
そこには長い間向き合ってきた自負も感じるだろうし、色んな事にも感謝出来ると思います。
それって、稽古だけに留まらせるのはちょっと勿体ないんじゃないでしょうか。
自信って誰に何を言われようが自分で掴めるものだし感じるものじゃないですか。
今感じる事が出来る成長や自信って過去との比較でも成り立つと思うんですよね。
過去は過去で事実として消去は出来ませんけど、上手く消化出来ればその時には経験値となって役に立つのかな、なんて思います。
そんな過去に少しでも感謝出来ればそれはそれで素敵な事なんじゃないでしょうか。
では。
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