組手の稽古をはじめてみて
来月の大会に向けて生徒達の顔はだいぶピリッとしてきました。
とは言え、初級のクラスに至っては、今まで通りに「体験者大歓迎」で稽古しています。
2学期始まったばかりのこのタイミングをチャンスと思い是非体験してみてください!
さて、話を戻します。
今年に入り少しずつ組手に慣れる稽古を組んで来ましたが、今こうして大会用の稽古を始めてようやく本当の組手の稽古、というか乗り出した船の最初の到着地にたどり着いた心境です。
今回の大会は、組手の試合を知る、慣れることを目標に皆頑張っています。
人にパンチを当てる事さえ出来なかった子達が、当てる事の勇気を学び、痛さを知ると、同時に平気な痛さがあることを理解する。
強弱の加減を学び、相手と向き合いながら実は自分と向き合う事を経験しています。
少し息があがる、少し苦しい、少し痛い。
こんな風に逆境を「少し」と感じられるようになることはイコール少し強くなった証拠です。
ただ、少しのコトでも未知という壁は大きいのです。
最初は顔を背けて逃げていた子が相手の攻撃に怯むことなく向かっていく姿勢には感動します。
どれもこれも相手あっての経験。
相手に尊敬や感謝を抱けると、皆同じ境遇という事を理解する。
最初は他人が組手をしているときはポカンとしていた子が、自然に心動かされて、まるで自身に言い聞かせるかの様な声援を送る姿も多く見られるようになってきました。
感謝と尊敬は更に濃いものになるわけです。
成長しないはずはありません。
さあ、本番まで後一月。
組手でのベースとなる動き、コンビネーションが大体身についてきました。
そろそろ散らす技、狙う技に入っていきます。
型に出場する生徒もココから煮詰めて行きます。
既に多くの生徒が申込みしています。
ご理解ご協力に感謝です。
まだ申込みを済ませていない、もしくは迷っている生徒。
間もなく申込み締め切りを迎えます。
限りある時間の中で、悩んでいるうちにチャンスは無くなりますよ。
生徒達、大会後には必ずや大きな自信、成長のキッカケを掴めると、既に想像出来ると思います。
決して慌てることなく、日々反省して自分を認め引き続き自身と向き合ってください。
ガンバレ~!!!
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