組手特別講習
残暑が少し和らぐ曇り空の下、組手特別講習を行った。
後3週間後に迫った全日本大会に向けての予行練習と、大会の組手に参加しない生徒の為に組手の試合を経験出来る機会をつくりたかった。
普段の稽古で大会への参加、不参加に関わらず皆で組手に向き合い頑張っている姿がそうさせた。
新型コロナの影響から解放されて今年の頭から組手の稽古を復活させた。
相手に技を当てる事すら戸惑っていた子供達が、痛みを知り加減を知り厳しさと優しさを相手と自分と向き合いながら良く稽古している。
ちょっとキツいことだからこその共感があり、そこから感謝や尊敬を勉強出来ていると思う。
今回の講習では1人2試合ずつ行ったが、自然で実に的を得た掛け声や声援を送っていた姿は見ていて嬉しくもあり誇らしかった。
さて、講習会は特別というだけあって試合初出場の生徒が大半を占める中、ルール説明から全体的な試合の運び方と生徒一人一人へ今回見えた課題と今後のアドバイスを行った。
全日本へ出場する生徒は後3週間を、明白な課題を持ち更に自分と向き合い稽古に励んでほしい。
参加しない生徒も今後の課題を意識して稽古に取り組んでくれたら良いと思う。
一人として逃げたり諦めた生徒はいなかった。
皆相手と自分と向き合っているように見えた。
時間内戦える体力があるという事が証明されたのはデカい。
戦い方のペース配分のイメージも出来たことだろう。
全体的な課題は、今一度正しい構えからベースのコンビネーションを体に叩き込みたい。
相手に合わせてしまうことなく、自身の正確な技とコンビネーションを繰り返し稽古すること。
今回は、組手の裏で黒帯は審判の講習も兼ねていた。
不安を顔に出さず、凛々しい態度は流石だ。
その他、茶帯の高校生、中学生もタイムキーパーやらなんやら色々やってもらったが、嫌な顔や動揺を見せることなく、そこは自身の経験の為と理解し行動していた姿は格好良かったし感謝したい。
さあ、大会本番が迫ってくる。
ふとした時に緊張を感じたり不安になる時も徐々に増えるだろう。
ここは、日々の稽古に向き合っていることで「これで良いのだ」と自分に言い聞かせて前を向くべき。
大会に出場出来ない生徒も含め皆で今を大事に稽古していこう。
最後に、今回も本当に多くの生徒にご参加いただきましたことを嬉しく思います。
こうして、私含めて生徒皆が良い経験を出来ているのは皆様のご理解とご協力のお陰です。
ありがとうございます。
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