昇級審査白書
ブラックフライデーがハラスメントに感じてしまいそうな今日この頃。
どこの店でもクリスマスソングで包まれて、所かしこでクリスマスケーキとお節の予約が熾烈な争いを開始する。
まだ年末の一歩手前だというのになんだか忙しない気分が溢れてしまいそうになる。
年末はしっとりほっこりと、そして年始は厳かに……。
そんな子供の頃のイメージとはだいぶ変わったものだ。(そりゃそうだ!)
道場では来月行われるTN祭があります。
私の中では結構ウハウハと盛り上がっていますが、ブラックフライデーやクリスマスに比べたらそれはそれは可愛いものです。
一応「祭り」なので、来年はホント全員参加を目指してもっと派手に盛り上げてもよいのかも知れませんね。
まあ、何年も続けていくうちに自然とそういう雰囲気になったら良いと思います。
さて、年末に残すイベントはTN祭だけではありません。
昇級審査が待っています。
クラスでは既に年末の審査を告知していますが、ここで「受ける」「受けない」でまたちょっと面白いドラマがあるのです。
道場ヒューマンドラマ「昇級審査白書」どうぞご覧ください!
私「年末の審査受ける人?」
生徒(多数)「受けます!」
生徒Tがモジモジしているじゃないか。
私「Tは審査どうするの?」
T「今回はやめとこうかと……」
私「なんで?」
T「自信がないので……」
私「じゃあいつになったら自信持てるの?」
T「……」
Tは都合でなかなかイベントの参加がありません。
どうしても単調なリズムで稽古が進んでしまいます。
(私は、イベント事のへの参加の意味は明確な目的を定めることにより短期集中で成長に結びつけることが出来ること。
それと、イベント参加により、それが刺激となり長期継続の稽古の中で勢いを与えてくれること。
イベントは特別だからこその緊張があり、結果が印象深く残ること。
そんなところです。)
彼は、それでも長い間稽古は続けているなかで、ようやくクラス中にリーダーの意識が持てるようになりました。
ただ、基本的な消極的な態度は昔と然程変わりません。
組手では基本の戦い方は理解したようですが、型は少しでも不安がよぎると動揺して途端に出来なくなります。
私から見て十分出来るのに一歩踏み出す勇気と自信が持てないでいるのです。
彼(生徒)には、勇気と自信を掴んだ胸の張れる景色を見させてあげたい。
不安がある、でも出来るところもある。
つまり、だいたい行けるのであれば、不安に沿ってやらないか、意を決して前に出るかの2択。
やるとなれば、緊張します。
だからこそ、そのこと(例えば審査)を意識出来るのです。
気になるのならばこれもまた「練習するか、しないか」の2択です。
やれば自信も勇気も持てるでしょう。
でも、やらなければそのうしろめたさが動揺を誘う。
審査に至ってはまだ一月程の時間があります。
不安は練習しないと消えません。
決断して、緊張する。
体を使ってその緊張をチカラに変えれば良いのです。
ものごと初めと終わりは大事です。
今年の終わりをTN祭で勢いつけて審査で着実に自信を掴む。
2025年は最高のスタートが切れるに違いない!
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