15ポケッツウォレット

子供達は日頃の出来事をよく私に話してくれます。
給食の献立から「どこどこに出かけました」とか。
「テストで100点取りました」は、毎日のように言ってくれます。
他にも、友達同士のトラブルや学校の先生への不満とう種々雑多話題は尽きません。
特にトラブルは、私が話を聞く受け皿になることは大事だと思っています。
せっかく私の道場に来てくれるのですからね。
さて、毎度様々な話題を提供してくれる生徒の中でこんな生徒もいます。
今年の1月の出来事です。
普段彼は道着にリュック姿で道場に来ますが、その日は手提げも持っていました。
稽古が終わりると彼が私のところにやってきました。
「師範、ぼく実は折り紙が得意なんです!」と、おもむろに手提げの中から作品を取り出して見せてくれました。
魂のこもった7つの作品が出てきました。
今年の干支に月星のオブジェとその他2つのオブジェ。
それに動きのある変形のものが2つ。
その一つは面を変えてパタパタする度にメッセージが変わる優れもの。
折りたためるし。
そして、今回の目玉は15個のポケットを持つ財布!!
いや、これホントに良く出来ていて、作りも丁寧だし配色もとても綺麗で思わず工業デザイン専攻だった学生の頃を思い出しました。
作品にも感動しましたが、小学4年(当時)の彼が目をキラキラさせて一生懸命に作品をプレゼンをしてくれたのがなんだかとても嬉しかったです。
はて、私は学生の頃にあんな輝いた目でプレゼン出来ていたのだろうか……?
さておき、本当に良いものを見せてもらいました。
というか、作品全て私にプレゼントしてくれました。
空手ってとても悪く言うと「殴る蹴る」を教えるわけです。
そこに教育的な要素がなければこんなもの不要な分野だと思います。
安易に技を教えても見せてもいけないものです。
安易に使われるリスクがありますからね。
人となりを見ながら生徒と接するのは当然のこと。
武道、教育ってことです。
さて、今回は子供達の趣味とプレゼントしてくれたものを紹介させていただきました。
一生懸命作った作品はどれもみな素晴らしいものばかりで、心が整う気がします。
まあ、ありがたいのは作品だけでなくて色々聞かせてくれる全てのはなしもまた興味深いものばかりです。
時には辛い話題もあると思うけど、互いに考え悩みああだこうだと意見し合うことを大切にしていきたいです。
皆、いつもありがとう!
それでは。
下の画像は、また別の当時1年生の生徒が作り私にプレゼントしてくれました。
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