2011 リトル内弟子 最終日
起床
──── 20日(土) 7:00am
リトル内弟子も最終日を迎えた。
今朝も涼しくほっとするなか、ランニングからのスタート。
公園でシャドー。
道場に帰ってからは昨日と同様に腕立て腹筋スクワットのおなじみ筋トレセット。
──── 8:30am
朝食。
今朝は納豆ご飯とみそ汁。
一走りした後の食事は美味い。
仲間と一緒でなおさら美味い。
しっかり噛めよ!
用意はイイか?
ヨーイドン!!
あれ、何かおかしい。
ヤマトがおかしい。
毎回ガツガツ食べるヤマトが止まっている。
ヤマトよ、どうした?
もしや・・・。
“せんせ~。ボクなっとうが・・・。”
私はただ意地悪に睨んでいると、
“オイオイ、たべられるよ!”
とすかさずリーダーのダイキがフォロー。
“食べろ食べろ”とシュウヤがつづく。
ん、まだ何か変だ。
ただでさえ小さなチャーが逃げ場のないこの空気で途方に暮れている。
箸がピタリと止まっている。
“どうしたんだよ?!”
ヤマトが自分の立場を忘れたのか?口火をきる。
“あれれれー”と周りはちゃかす。
“ネギが~・・・”
“ミソシルのネギが~・・・”
“みそ汁のネギ?どれどれ見せてみろ”
と皆で見ると”ワオー”とダイキ。
チャーのみそ汁にはネギがワサーっと浮いていた。
実は今朝のみそ汁は差し入れで頂いたモノで、最中の生地の中に具が入っていてお湯で戻すというものだった。
4種類程あったのだが、ジャンケンで好きなのを選んだ。
こういう時は運が良いのか悪いのか、チャーが一番に勝ちコレを選んだ。
1つ1つ種類が書いてあったが、いわゆる”豆腐”とか”あさり”ではなく”青かえで”や”潮”などのちょっと気取った名前になっていた。
ちなみにチャーが選んだ”青かえで”はラベルが青だった。
そう、チャーは好きな青い色のラベル”青かえで”に真っ先に飛びついたのだ。
この”青かえで”がミソだった。
コレにだけネギが入っていたのだ。
“ダイジョブだよ、味なんかない”とリーダー。
“食べちゃえ食べちゃえ”とヒカ。
ケ、ケ、ケ、ケ、ケ・・・。シュウヤは笑っている。
“せーので食べちゃえよ!”とヤマトが。
“ヤマトだって納豆食べてないじゃん”とチャーがやり返す。
“そうだ、そうだ”(皆)
私も大きく頷いた。
ヤマト諦めたように一口。二口。
“あっ、大丈夫だ!”とヤマト。
それを見たチャーも少しずつ食べ始めた。
“ほらな”とみな口々に。
この出来過ぎな展開が何とも微笑ましい。
しかし、やらなければいけない、逃げられない空気が大切でそれが皆で出来ているコトがなんだか嬉しかった。
──── 10:00am
さあ、残すは3時間の稽古。
大人クラスからビギナーキッズ、アドバンスキッズと続く。
──── 1:00pm
3時間、リーダーの意識でクラスを引っぱり全うした。
皆初日の熱帯夜で睡眠不足から体力的にはキツかったのではないだろうか?!
でも、皆が高い意識のもとやらなきゃ行けない意味を理解して行動をして全うした。
たった3日間だが、されど3日間。
一言もブツブツ言わずにやり遂げた。
この開き直るチカラ、スイッチを入れられるチカラ、そしてやり遂げた経験はきっとカラダのどこかに染み付いて今後役に立つと思う。
リトル内弟子、立派なものです。
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リトル内弟子は私にとってもチャレンジである。
3日間で何かを伝えたい。
楽しく、でも緊張感を持たなくてはいけない。
このような経験が出来る事は本当にありがたい。
ご協力くださった皆様、そしてリトル内弟子君に感謝。感謝。感謝。
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