アラバマの風と経験と読み
アラバマに行ってきました。
アメリカ南部の田舎町(スイートホーム??)は、暑くもなく寒くもなく丁度良い気候を向えていました。
東京よりちょっとだけ日差しは強めですが、風はヒンヤリと感じられて丁度気持ち良かったです。
アラバマに行くと最高師範のお供をするのですが、それはそれはある程度長くお付き合いをさせて頂いてますので、次に何をしたらよいか読めるのです。
何年かに1度の割合で、たまに日本からアラバマに行く先生や生徒がいます。
私と最高師範のやり取りを見ては「やっぱりマサ先生は読みが鋭いですね〜」なんて言われます。
私はいつも思い、言います「ただ経験が多いだけです」って。
そりゃ中には感が本当に鋭くてエスパーみたいな人はいるかもしれません?!
ただ、あまりにも鋭すぎるのも、何だか疲れそうな気がしませんか。
やっぱり我々は経験を重ねて、そこから知恵やそれこそ読みを入れてまた経験して知恵を重ねるやり方の方が自然で合っていると思います。
それに、こういう成長は自信になりますからね。
料理だってそうです。
野菜炒めをテキパキ作って「感が鋭いですね〜」とはならないと思います。
組手(戦い)だってそうですよ。
場数を踏んで読みが出て来るのです。
何でも安易に「センス、センス」って言いますが、そんなもん意識と努力で、ある程度のところまでは絶対に行けると思います。
魔法でもなければトリックもないし、何かスペシャルなことなんて何1つありません。
大事なのは経験で、だからチャレンジと行動が必要なんじゃないでしょうか。
アメリカンカップ(全米大会)が終わり、リラックスした気分で日曜を向かえました。
そんな気持ちを読んだかのように、青い空には雲が呑気にプカプカと浮いています。
車の窓を少し開けると気持ちのよい風が頬をかすめました。
今日はスーパーマーケットにお供です。
私は最高師範に気を配る振りを、程よい風で流すと、ふとそんなことを考えていたのでした。