大会を掴む 〜チャレンジと葛藤〜
チャレンジカップ(交流戦)の場所がようやく決まりました。
発表が遅くなって申し訳ありませんでした。
先日の春季講習会もそうでしたが、特に東京は場所の確保が難しくなっています。
誰か心当たりがございましたら、ご一報いただけると嬉しいです。
とにかく、決まったからには一生懸命やらせていただきます。
さて、毎度、大会がらみでは多くのドラマが生まれます。
ドラマの始まりは申し込み用紙が配られたマサに今です。
最初は何もわからずチャレンジ出来たとしても、2度目からは「出る出ない」の葛藤が始まるわけです。
葛藤を経験するだけでも良い勉強と言えますが、ちょっとした怖さや緊張や、大会前のちょっとキツイ稽古などがバンバン頭の中に浮かんでは、それがプレッシャーとなるのです。
暫くは毎回大会前になるとこの葛藤はやって来ます。
その間、チャレンジすれば「出来た」ってことを知り、逃げたら負目を感じるわけです。
空手を初めて間もない生徒は無理だとしても、生徒や親御さんの中には「まだ早いから」と経験や自信のチャンスを掴み損ねるケースがよくあります。
誰にだって初体験はやってきますし、それをクリアしなければ次もありません。
準備万端の時が来るかといえば、そんなもん一生やってこないでしょう。
よく「やることはやった」と空手に限らずいろんな場面で言いますが、内心は「もう少し時間があったら」と、たとえスケジュール通りに準備出来ても思うものです。
テストなんかもそうだと思います。
それは決して後悔とかじゃなくて、あくまでも単なる欲ですから。
大事なのは、目標に向けて限られた範囲でどれだけ一生懸命出来るかだと思います。
「まだかまだか」と機を待っていたら、何も経験は積めません。
流し素麺と同じで、行動して掴まなければ、チャンスはどんどん流れていってしまうのです。
黙っていたって大会の日はやってきます。
その時に、1つ経験を積めたかそうじゃないかと言うことです。
時間は皆に平等に流れていますが、有限だからチャレンジ出来るのです。
5年後に全部経験した人、半分しか経験しない人、全く経験しない人と、いったい誰が胸張って道を歩けるか、答えはハッキリしています。
つづく