春の嵐
初夏の陽気がこんなにも嫌味ったらしく感じることはありません。
風もなく穏やかで、日陰が丁度良くヒンヤリして気持ちよい。
気持ち良いほど憎たらしい。
今日は4月18日の月曜日。
そう言えば、天気の良い月曜日は久しぶりな気がします。
まったく、運命のイタズラにしては、やりすぎです。
春の嵐か何か知りませんが、週末に行われたオープン道場は、台風並みの暴風雨に見舞われました。
何で毎回こうなのでしょうか。
「嵐を呼ぶ男」なんて誰かが呼んでくれましたが、そんな男迷惑以外の何者でもありません。
土曜は土曜で「晴れる」と言っていたにも関わらず、ドンヨリ雲がはびこって、割用の板を乾かすことも出来ませんでした。
土日のダブルパンチも気がつけば”いつものこと”になっています。
日曜当日は、朝起きると既にゴーゴーと呻き声の様な強風が窓を打ち付けていました。
「この分じゃあまり集まってくれないかな」という憶測と、「いやいや、逆に沢山集まるだろう」という思いが、まだあまりよく働かない頭の中で交錯しました。
結果は後者の方でした。
あんな最悪の天気にも関わらず、沢山の方にお集まりいただきました。
本当にありがとうございました。
毎度毎度、悪天候が続き、ましてやあれだけの酷い天気にもなると、誰のせいとかは別にして、謝りたくもなるものです。
さて、今回は「緊張感」をテーマにやらせていただきましたが、いかがだったでしょうか。
最近は長時間だから、と言って小さい子は壁に背をもたれかけても、多少座り方が雑でも譲っていました。
ただ、やはりそこは譲る必要はなく、やらせてみて「出来た」経験を積ませることの方が遙かに魅力的です。
これは、やるほうだけの緊張感でなく、その雰囲気と意識があるからこそ、例えば下級に上級が気を配ったり、大人が子供に気を配ることから、それが道場全体の空気を緊張させる相乗効果に繋がった気がします。
そうなんです、譲る必要はないのです。
「小さな子だから仕方ない」なんて見切りをつけるのは、結局子供に合わせているって事です。
それに、こっち(大人)の都合かもしれません。
これではリーダー失格です。
オープン道場の最後は皆で並んで突き(パンチ)で締める事が多いです。
今回はいつも以上に皆の気がスッと自然に入っていたような気がします。
道場全体で気を配った分の緊張感が、皆の気を後押ししたように感じました。
さて、今回は”コントなし”もそうですし「緩ませない」って方向だけで行いました。
このままですと、そうです、慣れてまた緩むと思います。
コントだろうが何であろうが、真剣にやっているものには気が入り、伝わり、緊張感が崩れる事はないと思います。
やはりポイントは譲るか譲らないか。
当たり前な事ですし、こんなこと、とっくに理解しているつもりでした。
でも、これが経験で、これが成長だと思います。
また、いろいろとチャレンジしようと思いますので、よろしくお願い致します。
追伸:オープン道場の詳細は追って投稿しますので、こちらも是非ご覧ください。
2016/04/20
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