2016 春のオープン道場
雨にも、いや、嵐にも負けずに、沢山の方にお集まりいただきました。
ありがとうございます。
テーマは「緊張感」
さあ、スタートです。
やってみて、時にはやらせてみて「出来る自分」を知る事が出来ると思います。
緊張感は一生懸命さから、まるで1本の糸がピーンと張るように、その空気をリードします。
それが自分に自信と人に感動を与える。
2人1組を作る1コマです。
たかが「2人1組」ですが、テキパキ動く意識があれば、それだけで一生懸命チャレンジ出来る。
その1つ1つの意識の積み重ねが、瞬時の状況判断と的確な行動に必要な”緊張感の癖”となるのです。
上級が下級に合わせず、譲らずに熱を込め気を入れて伝えること。
緊張感もリードするのです。
チカラは瞬時に緊張感を与え、空気を変える事も出来ます。
型は戦いのイメージです。
つまり”その気”になれるかどうかー。
帯が上がるに連れて、自然に気が入り、自然に演じるようになっていきます。
イメージが出来るからです。
ここではじめて”身になる”ということではないでしょうか。
これが、経験の差です。
演武は、その名の通り演じるわけですが”その気”になるには、割り切りや開き直りが必要です。
スイッチを入れようとしてスイッチをいれるのでは遅い。
瞬時に出るのは、普段と、そして癖。
だから、普段からスイッチを、つまり緊張感を持った生活が必要なのではないでしょうか。
黒帯。
黒帯がそこを”黒帯の空気”に出来るかどうかです。
立場や肩書きや地位が上がるに連れて、当然影響力は高くなります。
つまり”気が抜けない”という事です。
1つ1つ、一瞬一瞬を大切に出来るって事でだと思います。
プレッシャーだ何だと言う人もいますが、いやいや、こんなありがたい環境はありませんって。
エンディングを迎えます。
初めは「イヤだイヤだ」と泣いていた子が、自然に気を入れて一生懸命突きを出す。
道場の空気、緊張感が自然と彼にチカラを与えたのだと思います。
そして、みんなにも。
ある程度の緊張感を持つ事ー。
それは、一生懸命向き合える事。
自信にもなるし、全ての結果を良い経験として有効活用出来ると思います。
それに、ボケッとしないほうが安全だし、何より格好良いのですから。
気付ける、気を使う事が出来るのはとてもラッキーな事だと思います。
ありがとうございます。
スペシャルサンクス
撮影:クマモト研究所