サマーキャンプ2日目から最終日。
朝は近くの公園に歩いて行く。
東京と違い、空気はカラッとしているが、緑の匂いと、その潤いを持っていて実に清々しい。
途中、クワガタや毛虫君達が出迎えてくれたお陰で、ウチの暴れん坊将軍もココに来てようやく目が覚めたようだ。
公園に着くと、手入れが行き届いた芝生が広がり、バックには富士山が悠然と姿を現していた。
自然と力が沸いてくる。
稽古後宿に戻り朝食→休憩→武道場で稽古→昼食→休憩→武道場で稽古。
こんな感じで予定は進んで行ったのだ。
午前の稽古が終わった頃から大人生徒の顔には疲れが見え初めた。
昼食後はみんな隠れるように身を潜めて休んでいた。
私もこの時ばかりはジャングルから脱出して、大人の部屋でしばしの黙想・・・。
といきたかったのだが、やはり【将軍】がそうはさせてくれなかった。
いきなり一人の子がドタドタっと大人の部屋に入るや否や、押入れにダイブしていった。
どうやらカクレンボをしているらしい。
さぞかし大人たちはまた昨夜のような鋭い目になっているかと思ったが、そうでもなかった。
どうやらキッズのタフ差にあっけに取られたらしい。
それとも憔悴しきっていたのかな??
みんなコイのようにポカ~ンとしていた。
キッズはコノくらいワンパクでなきゃ。
でも遊んでも何しても、何かしら気を使えるようになってもらいたい。
事の良し悪しを判断する一線をもって貰いたいのだ。
そんな訳で、何人かの将軍君はコツリと”お土産”を貰ってしまった。
午後の稽古は疲れもピークに達する。
皆、集中力を切らさない様に、”オイシャ~”、”オイシャ~”と声を出す。
最後のほうなんかは、”ウオッシャ~”、”ウオッシャ~”と半分もうヤケクソだ。
さて、キャンプ最後の夜は野外でバーベキュー!
ビーフあり、ポークあり、チキンあり、マサに盛りだくさん。
中でも宿の自家栽培野菜はキャベツ、たまねぎ、マメ、トウモロコシ、どれもこれも甘くて絶品だった。
さらに宿が用意してくれた麦茶サーバーで美味さ倍増、言うことなし!!!
バッチリ食って飲んだ後はキッズサービスで花火をやり、軽めのパーティーへと進んでいった。
生徒がマジックを見せたり、ヘンテコダンスを披露するキッズがいて盛り上がった。
私は試しに”先生のモノマネできる人?”とキッズに尋ねてみた。
すると3人手を挙げた。
しかし、フタを開けると、やれ”動くな!”とか”前を向け!”だの怒っているモノマネしかやらない。
キッズよ、そりゃないぜ。
でも、指導者はこれぐらいに見られているのが丁度イイのだ。
さて、明日の稽古に備えてホドホドに切り上げると、また夜のジャングルへと戻った。
最終日、早朝稽古と午前の稽古を無事に終了!
帰り際に宿の女将さんから、トウモロコシとワインのお土産までいただいた。
帰りのバスはさながら大きな揺り籠と化した。
宿を出発して30分もしないうちに皆グッスリ眠り始めた。
生徒の皆、頑張りました。
久野屋の皆さん、ありがとうございました。