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  • 稽古のながれ/基本、組手、型編

    なぜワールド大山空手東京練馬?

    定食

    今までさんざん「稽古のながれ」と言いながら、話は逸れてばっかりでした。

    今日こそは実際の稽古(クラス)のながれを説明します!

     

    クラスは、基本、組手、型の3つの要素で成り立ちます。

    当ホームページのAbout us欄、クラスメニューの図2(https://www.worldoyamatokyo.com/about/class_menu)をご参照ください!

     

    先ずはその3つの要素を説明します。

    基本は1つ1つの技ですね。

     

    組手は実戦です。

    相手をおいて実際に試すのです。

     

    さあ、問題は型です。

     

    よく問い合わせで、「おたくの道場は型をやる道場ですか、それとも組手をやる道場ですか?」というのがあります。

    答えは「両方です。」

     

    一般的に型というと伝統的な型を取り入れている道場が殆どです。

    型は型、組手は組手と割り切った稽古方法です。

     

    我々の場合、伝統的な型は上級者で習います。

    しかし、それとは別に独自の「基本の型」を用います。

     

    我々の考える型とはズバリ、組手のための戦術です!!

     

    例えば、野球で一点を争う好ゲームだとします。

    ノーアウトランナー1塁です。

    この状況だと殆ど送りバントでランナーを進めるのがセオリーですが、これが戦術ですよね。

     

    組手も戦術が大切なのは言うまでもありませんが、もし戦術がなかったらどうでしょうか?

    習う技の数が増えれば増える程、頭の中は混乱しますよね!

     

    1つ1つの基本の技をどういう角度で、どういう距離で、どういう呼吸で他の技とつなげるか。

    型を通してイメージするのです。

     

    さあ、3つの要素がわかったところで、いよいよ実際のクラスを再現してみます。

     

    先ず、基本の技を3つ習いました。

    「さあ、それを使って攻めてみましょう!」

     

    技が上手く繋がりません。

    「では、型を使って技の流れを勉強しよう!」

     

    「もう1度、その技を使って攻めてみよう。」

     

    1つの技が上手く当たりません。

    「じゃあ、その技の基本に戻ろう!」

     

    と、こんな感じです。

     

    丁度、和食の食べ方のようなものです。

    ご飯とおかずと汁物を組合わせて、自由にまんべんなく食べると味わい豊かになりますよね!

    そこにストレッチ(柔軟体操)を入れて、体をのばしながらペース配分をして行きます。

    それがちょうどお新香のような役目です。

     

    3つの要素が混ざり合い、基本から型へ、型から組手へ、型から基本、基本から組手、組手から型へ・・・とテーマに沿って無数の稽古方法が出来るのです。

     

    稽古方法(引出し)が多いと言う事は、飽きがこないという事もありますが、生徒の特徴に合わせた稽古が出来ると言うことです。

    1つ1つの技をわかりやすく学ぶことが出来ますね!

     

    だからといって、空手をやる目的が健康維持だったり美容という方もいらっしゃいます。

    そうです、なにも戦うためだけに稽古する必要はありません。

     

    ただ、どんな目的のためにも長続きが達成の必要条件です。

    飽きがこないと言うこともやはり大切です。

    さらにそれが護身に繋がるとなれば技を1つ1つ学ぶ事は、むしろ一石二鳥の美味しい話だと思います。

     

    さあ、長くなってしまいましたが、稽古のながれがだいたいイメージ出来たでしょうか?

     

    次回「稽古のながれ/システム編」へ続く。

     

     


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