稽古のながれ/痛み編
言っておきたい事があります。
安全を気にするのは当然のことです!
でも、何も起こらないように過保護にしても意味はありません。
少しの”痛み”は必要です!
世の中、痛みの知らない、加減(コントロール)の出来ない人間が増えている気がしませんか?
刃物による殺傷事件なんかも、感情のコントロールが出来ずに原因に対してあまりにも過剰な反応です。
世の中が便利になればなるほど、勘違いをした人間がどんどん増えると思います。
そんな難しい世の中に流されないためにも、汗をながし多少の痛みや苦しみを知る事は大切ではないでしょうか。
実際に当てる稽古をして痛みを経験することで、加減を知り、それが自分自身のコントロールに繋がると思います。
また、長く稽古を続けて行く中で、当然壁がやってきます。
ココが成長するかしないかの分岐点です!
チャレンジするのか、逃げるのか、この葛藤から一歩踏み出すこともまた、自分をコントロールする良い練習になるのではないでしょうか。
空手は手足を使う全身運動です。
その中で”痛み”とは成長の為のスパイスのようなもの。
無くては味気ないし、濃くては素材が台無しです。
味が自慢の我が道場は、程よいスパイスが効いています!
次回「稽古のながれ/基本、組手、型編」へ続く。