天才くんとボンサイマン / 第2話
実りの秋。
いよいよ10月に突入しました。
2日には当道場が11周年を迎えました。
昨年、節目の10周年を迎えて何となく気持ち新たにこの一年を過ごしてまいりました。
何かの節目を急に意識すると、あっという間の11年であり、1年です。
ですが、思い返すと様々な出来事があり、それなりに長く感じます。
良いことも悪いことも受け止めることが出来ていると思います。
そう感じられるのは有難いことです。
これも、皆様のお陰です。
ありがとうございます。
さて、前回の話の続きです。
天才くんと称される子供達と勝負するには……。
事が起きた後、つまり後手に回ってから経験に頼るのはダメなんじゃないか、ということです。
経験は先読みの為に生かすべき、そう思います。
10年間さんざん「経験が大事」「経験が全てだ」なんて言ってきました。
でも、経験って油断に繋がる怖さがあるって事が最近よくわかりました。
学校の通学路なんてまさにそれです。
毎日歩く道だからこそ、何処に何があるかわかります。
下向いてたって到着出来てしまう経路には警戒心などありません。
これが、初めて歩く道ならば緊張感を持てるのです。
経験があるからこそこなせてしまう……。
まさに油断大敵、と言うか経験大敵っていうべきなのかも知れません!?
ですが、チャレンジすれば必然的に増える経験量で自信を付けたいのはやっぱりあります。
経験を積むことをやすやす否定はしたくないのです。
ただ、仕組みを知り、使い方に気をつけるようにしないと危険だと思います。
こういうの、言うのは簡単ですが、しんどさも当然あるでしょう。
でも、それでストレスを感じているうちはダメなんですよね。
「修行が足りん!」ってことだと思います。
いちいち時と場合によって特別に感じるから疲れるんですよね。
特別な部分をつくらない為には、いつでもどこでも同じようにやっていければ良いのでしょうが……。
仕事でも家庭でも、生活の全てに”先読み”のヒントはぎっしり詰まっていると思います。
私生活でも組手(戦い)のつもりで少しの気遣いを怠らないで先読みしたい。
ボケっとすることもなくなるでしょうし、いらない一言なんかも減ると思います。
逆に気の利いた一言は増えるかも知れません、よね!?
家も仕事も戦いか、とまでは言いたくないですが、でも、そう言うことだと思います。
つづく
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