2018夏合宿 2日目早朝
起床は5時。
皆、棒が杖となっている??
宿から芝生の公園までは15分程の散歩。
合宿ではもう定番の光景ですね。
自分を奮い立たせて積極的に目を覚まそうとする子もいます……!?
グラウンドに着いたら、先ずはランニング。
積極的な目覚ましが功を奏したか、中学2年生のリーダーが8回目の合宿参加で念願の初優勝!!!
このところずっと1位を死守してきた中学3年生の合宿全体のリーダーが惜しくも2位!!
見事3位になったのは中学1年生のリーダー。
ランニングで面白いのは、はなから歩く子もいれば、ダラダラ流す子もいます。
でも、一生懸命競争する子もいるのです。
因みに、私からいちいち「競争!」とは指示していません。
上級のリーダー達は”自然に”競争します。
何事も一生懸命取り組む事に胸を貼り、自信を付ける事が癖になっているのです。
大自然で黙想。
本来は富士山をバックに黙想するのですが、今朝は雲が邪魔していました。
昨日の台風といい、今回の合宿はどうやら天気が気になります。
因みに昨年の敵は虫でした……。
さあ、昨日行った棒稽古の復習です。
リーダー達がグループまたは個別に分かれて指導します。
昨晩は、なかなか眠れずに朝を迎えた子も何人かいたようです。
一晩共に過ごすと、様々な行動を子供達は起こしてくれます。
初級で合宿初参加の子が、同じ班の子がまだノートを書いているのにも関わらず
勝手に枕投げを始めました。
上の子に注意されても聞かなかったそうです。
見兼ねたリーダーから「初めてで何もわからないのだから慎め」と説教を食らいました。
枕投げが悪いとは思いません。
でも、立場を考えたら、ここは謙虚に振る舞うことが彼の立ち位置です。
大人しいだけが良いとも思いません。
図々しいだけもどうかと思います。
出る所と引く所、このさじ加減が難しいですが、経験から何となくわかってくるものだと思います。
こんな事も起きました。
上級者ですが、ちょっかい出されやすい子がいます。
彼に対して同部屋の同じく上級者ですが年下の子と、そして年下の初級の子が調子に乗って彼にちょっかいを出していました。
「やめろ」と言って止めるはずもありません。
ですが、やられる方もやられる方ですし、特に子供達の関係で、何も言わない、無視する方がよっぽど不自然です。
ただ、やる上級の子が初級者と一緒になってふざけているのは違います。
ちょっかい出される彼も合宿は今回で6回目です。
合宿史上初、押し入れに閉じ込められた経験を持つ手間の掛かる子でした。
ですが、今年は副リーダーを任せられるほど成長しています。
続けてチャレンジしているからに他ありません。
そこに敬意は払うべきです。
そんな話を上級の年下の子に言いました。
その年下の子も上級者ですから、それなりの歴史を持っています。
彼の苦労もわかるのです。
その後、後輩が調子に乗ることはなくなりました。
どれもこれも小さな事ですが、子供達が集まる場ですから、何かが起きて当然です。
自分達の成長の為に何かを起こしているのです。
反省や後悔も含めて、全ての事が良い経験となるように、時には説教したり、
一声掛けたり、説明したり、手を差し伸べるのが我々の役目と思っています。
さて、まだ早朝稽古が終わったばかり。
長い1日になりそうです。
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