可能性を広げ隊!
先月入会した小学2年生の話です。
体験に来た時に、いわゆる「おとなしい子」といった印象を受けました。
ですが、稽古前に色々話掛けてみると、思いのほか表情は豊で、よく笑いよく話もしてくれました。
稽古がはじまると、さすがに緊張の色は隠せません。
それでも、不安そうな表情はやがてほぐれていき、最終的には目も力強くなっていきました。
勿論最初から自信なんて持てません。
わらない時は周りをキョロキョロしてしまうものです。
ただ、「自分でやってみる」ことの大切さを説明すると、たとえ間違っても目線を決めて技を出していました。
その頃から彼の眼はイキイキしてきました。
この瞬間です。
やればやるほど自信を掴める状況ですから、ここぞとばかりにプッシュしました。
あまりチカラを出すことは苦手な彼でしたが、「一つ一つ」「今よりもっと」といった感じで、チカラを入れさせました。
結局彼は、1回の稽古で3段階くらいはチカラを上げる事が出来ました。
自信は、稽古終了時の彼の目が物語っていました。
彼は正式に入会しました。
現在まで3回稽古に来ています。
3回目の稽古の時、白帯は彼以外皆園児達でした。
「白帯の中で誰かリーダーやってみる?」と尋ねると、迷うことなく彼は手を挙げました。
自身の可能性を広めることが出来れば、それは自信に繋がるでしょう。
たとえ結果が結びつかなかった時でも、向き合う事が出来れば納得は出来るはず。
現状を把握させて課題とチャンスを与える。
出来たら褒めるのも大事だが、出来たことは自分でわかる。
褒める事を大事にしたいのはむしろ向き合っている事に対してだと思います。
さあ、もうすぐ新学期。
子供達の成長が楽しみです。
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