雨の日の後ろ蹴り ~こんな宝探し~
世の中、なんだか早く答えや結果を求めすぎる気はしないか?
「よ~し、宝探しの冒険に行こう!」と。
今は、宝がどこにあるか調べてから、その方法を綿密に準備してから「さあ行くぞ!」となる。
勿論、それが出来る時代なんだから、それで良いと思う。
ただ、生活の中で、物に頼る余裕がない程の咄嗟の判断や臨機応変な対応が必要な時もある。
想定外な事も起きるし、それに上手く対応もしたい。
だから、色んな経験をしておいた方が良い気がするし、訓練も大事だと思う。
失敗は怖いし、失敗したくない気持ちは自然だし、それが失敗しない為の慎重さや苦労に繋がるのはむしろ良い事だと思う。
でも、将来の自分を作り上げるのは、食事、それと経験。
「経験を大事にすることは自分を大事にすること」と体で覚えれば、生活自体を丁寧にすると思う。
実は今日みたいな稽古を初級クラスで試したことがあった。
勿論、年齢的なこともあるけれど、初級の子供達は「出来ない」と判断したとたんに止まって何もしなくなる子が多くいた。
当然「正解したい」と思うだろう。
でも、どちらかと言うと、「正解しなきゃいけない」って思いの方が強い気がした。
というか「失敗しちゃいけない」「失敗は悪」なんて空気を感じてしまう。
そこは、半分私の課題なわけだが「答えがわからないから動かない」から「動かないから答えが出ない」という考え方もあるんだよ、と伝えてあげたい。
今日は、ある程度黙って彼らの稽古を見ていたが、そこは流石は上級生。
彼らなりに同じことの繰り返しの中でスピードの緩急やチカラの強弱、場合によってバーを掴んで確認したりと創意工夫が見られた。
経験の大切さをそれこそ経験で知っている表れだと思う。
今日の経験も、きっと自分の成長に繋げてくれるだろう。
経験した者、時間を経た結果、行動の先に掴める宝だってある。
行動の最中に見えてくる時もある。
そして、それは結構ステキ!!
そんな事を伝えられたら良い、と思いながらこの茹だるような夏を過ごしていきたい。
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