出るか出ないか ~葛藤と壁にボンバーチョップ~
大会なんで、勿論「勝ち」に拘ることも大事。
でも、「勝ち」が全てではない。
自信が無ければ出ない方が良いのか……。
そうじゃないと思う。
一番大事なのは「経験を積む」ということ。
いや「経験を積む癖をつけたい」のほうが正しいのかも。
生活の中で経験から「読み」が出来るからだ。
仕事も勉強もそれに護身も、生活していれば、いつかは絶対に逃げちゃいけない時がくる。
「読み」が出来れば有利だし、経験を積んだ分だけ挑戦と行動に抵抗はなくなる。
逆に、避けたいのは、機会を大袈裟に捉えて壁と感じることが癖になることだ。
いちいち葛藤することの方が苦しいし、得られる経験も更に限られてしまう。
機会は壁ではなくてハードルと捉えてほしい。
ハードルは倒しても前に進むことが出来る。
あとは、経験を繰り返すことで成長を実感出来るということ。
例えば、来年また型の大会があるとする。
今年は散々な結果だとしても、来年まで稽古を続けていれば必ず成長する。
成長を実感できたら自信につながるだろう。
これが、何年も前の経験が活かせるかどうかと言えばそれは微妙。
経験を活かすことは出来るだろうけど、一度身体に呼び戻す作業が必要になってくる。
だから、なるべく挑戦は持続させたい。
今度の大会&発表会はたった一つの機会に過ぎない。
だけど、未来の自分作りへの大切な一つのピースなのだ。
結果を不安視している人は、一つの機会に対する一つの結果なんて本当、大したことじゃない。
ただ、ピースが一つ揃わないとパズルが完成しないのと同じように、自信や成長や癖に関わる物事の捉え方の認識は、一つ一つ行動の積み重ねで成り立つものだと思う。
やらなければ大会や発表会が何か、結果や経験も、何もかも結局今の「?」は変わらない。
当日は、私も三年ぶりに演武する。
そりゃ、やるからには不安もある。
だけど、私達の演武から生徒や見学される方が何かしら感じ取ってくれたらイイなと思い、程よく稽古している。
観ればわかる、観ないとわからない。
何だかピタットハウスのようになってしまったが、さておき「やれば出来る」じゃなくて「やればわかる」。
「なるようになる」そう思う。
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