忘れることは悪くない
技の名前や型を忘れることは多々あるし、仕方がないことだと思います。
ただ、簡単に思い出すのを諦めるのは勿体ない。
思い出そうとしたほうが一生懸命取り組めるし。
稽古は体でやるものです。
たとえ頭の中で忘れても、体が覚えているケースは良くあること。
それこそ前回の身振り手振りじゃないですが、自身の体を動かすと答えは見えてくるものです。
私は大学の時、工業デザインを専攻していました。
ある時、アイデアが浮かばないでボ~っとしていました。
すると教授が「手を動かしなさい」とアドバイスをくれました。
まあ、何のこっちゃと思いながらも、ふざけて教授の似顔絵やらを書いていました。
そうこうしている内に今度はふざけるネタさえなくなった私はグルグル円を描いたり、立方体を描いたりしてたんです。
すると、何となくアイデアが浮かんでくるんですよね。
「へー」と思いました。
つまり、経験は体でするものってことに気づきました。
頭は忘れても体は覚えていることって結構あります。
プロのスポーツ選手達が、ルーティーンを大事にするのもそこですよね。
良い状態をキープする(異変に気付く)為に同じ動きをする。
逆にいうと、覚えたければやっぱり時間を掛けて何度も何度も繰り返した方が間違いないでしょう。
人間ふと忘れる時もありますって。
そこまでは良しとして、その時に諦めたり、動揺するのは避けたいところ。
カラダを大事に稽古していきたいです。
では。
2023/04/17
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