キッスイノ アメオトコ
子供クラスで「師範は晴男ですか?」と突然聞かれた。
「生粋の雨男だ」と答えた。
イベントやれば大抵雨だし。
アラバマからの帰路、成田に着けば大抵雨だったな。
特に、稽古が終わって夜帰る時は何度雨に打たれたことか。
昨日(6/30)も一昨日もそうだった。
その昔、「物憂げな6月の雨に打たれて……」なんて歌詞の歌が流行っていたな。
あれからもう30年が過ぎようとしている。
もう雨と青春が絡み合う歳じゃないし、ましてや最近の豪雨の破壊力といったら凄まじく、夢やロマンといったたぐいはどこ吹く風だ。
「早く帰りたいのに動けない」
そう、生粋の雨男ならば潔く、今や雨は憎む対象でしかない。
子供の頃の夕立には優しさがあった。
小一時間さっと降った後は、少し冷たい空気が心と体を癒してくれていた。
大学の時は雨が降ると所沢校舎の図書館に好んでよく行っていた。
シーンと静まり返った誰もいない図書館に雨音だけが子気味良く聞こえてくると、爆睡するのにはもってこいの空間だった。
雨のサッカーの試合も好きだった。
ずぶ濡れでグチャグチャになるとどこか吹っ切れるのか、やたら集中力が増してビックセーブを連発していた記憶がある。
そんなこんなで雨に思いを馳せている現在6月30日、金曜の午後9時5分 in 東京練馬道場。
あまりあてにならないスマホの雨雲レーダーによると、もう少しで雨は上がりそう。
この時間を利用してデスクに向かい、こうして雨音とコラボしてキーボードを叩いている。
雨はブログの話題を提供してくれているじゃないか。
そう気付けたが、ちょっと物足りないかな。
ただ、このまま嫌いになるのは何となく寂しい気がする。
感謝の幅を広げることは大切にしたいし、果たして……。
まあ、あとは虹の彼方に放つとするか。
では。
こちらは6月29日の夜9時過ぎ、江古田にて。帰rain!
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