アー星人とンー星人
生徒に「調子はどう?」と聞く。
するとモゴモゴした挙句「アーいまいちです」とか「ンー普通です」なんてはっきりしない返答が多くて頭が痛い。
まったく、週末は大会だというのに。
大会前の緊張があるのだろうが、どうだろう、彼等を見ていると基本的ジレッ隊の感は普段からあるところ。
ただ、今は間違いなく大会前なのだ。
何のために今まで一月半程ちょっとキツい稽古をしてきたのか。
先週くらいから、ようやく目の色を変えて稽古している生徒も増えてきた。
不安はつきもの。
それ自体は決して悪いものではない。
緊張だってそうだ、何も悪い事なんてない。
むしろ気を入れることが出来る大事な要素になり得る。
ただ、それを野放しにしていると気持ちと構えが浮ついてくる。
すると実力は出せなくなる。
それが良くないのだ。
そうではなくて、稽古してきた部分を自分に言い聞かせて納得させることが大事。
「稽古したから大丈夫」と言い聞かせるべき。
その為の稽古をしてきているのだから。
今の子達は正直なのは良くわかる。
普通は普通、いまいちなのも、本当にそんな気分なんだと思う。
ただ、それは気分、あくまでも不確かで目に見えない気持ちのいたずらにすぎないんだ。
そんなものに惑わされてしまい、目に見える姿や発言を格好悪くするのは稽古頑張った自分自身が可哀そうなだけだ。
目に見えない部分は見えるところで作ってあげればイイじゃないか。
「絶好調!!!」とか「完璧!!!」「バッチリ!!!」「サイコー!!!」と自分を奮い立たせるべきだ。
こっちの方が断然気持ち良いしカッコイイ。
願わくは、普段からこれでイイだろう。
構えを決める!
いつもと同じだ!
とは言え、みんな、今まで稽古本当に良く頑張っている。
大会には出られない生徒も今まで良く一緒に頑張ってくれた。ありがとう。
本番まで最後まで、皆で頑張れ!!!
ところで、調子はどうだ?!
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