挑戦は未来の経験と今の自信
合宿を心配されている生徒と親御さんがいらっしゃいます。
親元を離れての生活ですからね、それは当然だと思います。
さて、今回はそんな悩みや葛藤が解消されるべく、私が考える合宿のメリットをお伝えできればと思っています。
まず、合宿は特別な機会です。
特に子供達は普段と違った生活をすることで、普段の当たり前の環境を思い返すきっかけになると思うのです。
そこから、普段の環境と人へのありがたみを感じることが出来る。
つまり何気なくスルーしてしまうであろう「普段」を丁寧に過ごすようになるチャンスがあります。
感謝の幅を広げることは自信にも繋がりますからね。
合宿は大人から子供までの生徒皆が集結します。
年齢やランクを互いに意識する中で「責任」や「協調」を学ぶことが出来ます。
その中で、人への尊敬、感謝、我慢を理解出来るでしょうし、周りへの気遣いは巡って自分を大切にすることにも繋がります。
勿論、得るものは生活面だけではなくて、空手の技も合宿ならではのものを用意しています。
特別に武具の稽古も参加者全員が行うことが出来ますし、組手での有効的な技や考え方も伝えます。
チャンスがあるならば、小学生の内に経験の大切さを理解して、経験の掴み方と活かし方を身につけておいたほうが良いと考えています。
社会的な責任はないし、立場的な制約も少ないからです。
今の為の一つの経験ではありません。
一つ一つを掴みながら、変化という成長を理解して、自分なりの経験を積み重ねて育てるのです。
一つの機会は、自信と共に豊かな感性と想像力を育む為の一つ一つの大切な経験だと思っています。
生徒はやれば出来ます。
ただ、その機会を逃してしまえばやれるものもやれないですし、掴めるものも掴めません。
生徒よりも親御さんの不安のほうが大きいかも知れません。
「参加するかしないか」と葛藤されている、悩まれているだけ真剣に考えていただいているということです。
それだけでもありがたい話です。
ただ、経験を掴むことが出来る機会と時間は限られているのです。
今、目の前の課題に挑んでいれば「向き合っている」という現在進行形の自信を掴めるし、同時に将来の為の経験も掴むことが出来ます。
ここは、お子様の背中をポンと叩いてあげてください。
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