ミニツケルをミツケル

ある日のキッズ中級クラスでのこと。
久しぶりに型をやることに。
因みに、今月の稽古目標は帯毎の課題の確認です。
すると、殆どの子供達は全力で技や立ち方を決めることは出来ませんでした。
まあ、ですがそこは中級者です。
再度挑戦した時にはその失敗をチカラに変えてバッチリ出来ていましたけどね。
ただ、中級者でよくありがちなのは「取り返すことに慣れてしまう」という事です。
取り返すことが出来ることも失敗に気が付くことだけでもそれは素晴らしいことだと思います。
ですが、一発で出来ることに比べればその差は大きいし、世の中失敗出来ない状況も多々あるわけです。
その為の稽古ですからね。
その日に彼等が行ったのは実は初級者の型でした。
皆本当はやれば出来るのです。
それなりに身体を使って稽古していますからね。
ただ、久しぶりに咄嗟にやったものだから、過った不安に体が支配されてしまったのです。
せっかく稽古して体で覚えたのに、頭の中の不安に負けてしまった。
く~、これは悔しいですよね。
そうなんです、気のスイッチさえ入れば出来る事を知り、自信を掴む事が出来るのです。
個別で練習出来る時はいずれやってくるとして、先ずクラス中に出来るところは全力で稽古すること。
恐らくその時には気が付くことは出来ないであろう小さな小さな自信の種を少しずつ撒いていく事が大事かな、と思います。
気合のコントロールだって身体で訓練すれば、自在に操れるようになるはずです。
これこそ正にいざという時の為の準備だと思いますよ。
それで、ここからが大事です。
「たとえ久しぶりにやる課題でも、身体はしっかり覚えている」という事と「身体を使い何度も何度も稽古すれば身体で覚えることが出来る(身に付く)」
この2つを経験しておくことは成長する上でとても大事です。
自分を大切にするためには絶対に押さえておきたいポイントですね!
では
2025/02/07
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