2022 発表会&型大会 レポート
先日行われた発表会&型試合の模様をレポートします。
◇ 11月27日、日曜 10時 初級者の部が開始した。
先ずは発表会から。
普段の稽古で行っている内容を披露した。
板割り
普段の稽古では味わうことが出来ない挑戦から可能性を広め自信を掴む。
黒帯演武
さあ、ここからは型の試合。
初級は1年生以下と2年生以上の2クラス。
やはり決め手は立ち方(構え)、握り、引手の3要素。
◇ 11時45分 中級の部がスタート。
先ずは黒帯が型を披露。
発表会
黒帯がヌンチャクを使った演武を披露。
初級の部では時間の都合で出来なかった私の演武。
ここからは型の試合。
初級に比べて「決め」が上手くなっている。
見学。
今回の型の試合を行うにあたり稽古では「尊敬」について話してみた。
通常空手で使う「押忍」という言葉には「感謝、尊敬、我慢」の意味が込められているが、子供達に「尊敬」は少し難しい言葉だと思うので「感謝と我慢」の二つを意識させるようにしている。
だが、今回は丁度よい機会と思い「尊敬」も伝えることにした。
一緒に頑張っている者同士で敬意を持って見学すること。
文字通り、見て学ぶ事も出来るし、その意識から思いやりを含んだ切磋琢磨も生まれると思う。
表彰式
中級者は階級と学年で3クラスに分けた。
中級者の型は結構難しい。
だが、立ち方、引手、握りに代表される「決め」が全体的に良かった。
勝敗の決め手は、その型の持つ意味を理解して披露出来たかどうか。
◇ 13時40分 予定より10分遅れで上級の部がスタート。
発表会の後、型の試合へ
上級は立ち方と技の正確性、型の意味に加えて、実戦のイメージが勝敗を左右した。
さあ、トリは黒帯の試合。
今回は6人が挑戦したが、皆素晴らしかった。
流石だった。
黒帯は朝の初級の部から演武に審判、それと自身の試合と大活躍してくれた。
感謝と共に拍手をおくりたい。
上級者の表彰。
小学低学年、高学年、中学生以上、そして黒帯と四部門で競った。
さて、初の型の試合。
稽古で苦労したのは生徒のモチベーション。
試合用の稽古を始めて少し経つと生徒からは「飽き」を感じた。
ただ、練習を重ねていく内に、生徒の表情は変わっていった。
大会明けの稽古に来た大人の生徒がこう言っていた。
「最初はそこまで上手くは出来ないと何となく諦めていた。ただ、稽古していく内に段々癖と向き合えるようになり、そのうちそれが改善出来ていることを知り自信がついた。もうちょっと頑張ってみようという気持ちに変わった。」と。
つまり、最初は困難に思っても徹する事で見え方や感じ方は前向きに変化するって事だと思う。
子供達も、大会後に道場に入って来る時の顔は皆良い表情をしていた。
その表情を見て私はようやくホッと出来た。
ホント、皆様に感謝です。
徹することで見えてくるものがある。
ちょっと難しい、ちょっと辛い、ちょっと苦しい、ちょっとつまらない……。
だからなんだ。
ちょっと踏ん張ってちょっと頑張って大きな自信を掴む経験はしておいて損はないと思う。
追伸:
今回の試合での採点について見学された方は理解が難しかったと思いますので、今後ブログで解説します。
また、準備出来次第ギャラリーでも今回の発表会&型試合の模様は掲載しますので是非チェックしてください。
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