2024 夏合宿/ソーカツ前編
夏合宿のソーカツ、行ってみようと思います。
その前に、私のお気に入り弁当に「ソースカツ丼」がありまして、昨年来となりますが「総括」といえば、どうしてもそっちに気を取られてしまうのです。
さて、合宿が終わり一週間が経ちました(これを書き始めたのがその頃でした)。
合宿明けの翌日から、生徒はこの上ない良い表情で道場にやってきています。
この表情を見て、ようやく私の中の合宿は無事に終了を迎える気がします。
何事も準備で結果が決まると思っていますので、それなりに周到に準備をして合宿に挑むわけです。
準備をする傍ら、私の勝負は生徒に申込み案内を出した瞬間から始まります。
合宿は、より多くの生徒が参加するほどに多くのドラマが生まれ、皆の良い経験となり成長のきっかけになると思います。
合宿の良さは何度も言っていますが、とにかく「あらゆる経験が積める」と言う事です。
次に、継続からくる変化(成長)を認識することで「自信」を掴むことが出来る。
「経験」と「自信」この2つの大きなテーマのもと合宿を行っています。
今年は16人が初参加でした。
「行けばよい経験になる」と頭では理解出来ても、不安や心配が頭をよぎる。
するとそこから葛藤が始まる。
まあ、葛藤するだけ真面目に捉えている、ということですが……。
人の気持ちって夢や希望よりも不安が勝る。
特に未経験の事に関してはそうだと思います。
そんな、生徒を包む不安の殻を一枚一枚剥がしていく作業が、私の合宿における最初の仕事となるわけです。
これは合宿に限らず、試合などの全てのイベント行事でもいえる事ですが、昔と比べてより慎重で消極的な態度をとりやすい傾向のように感じます。
ですが、それはこっちが説得力のある丁寧な説明をすれば十分対応出来るとも思っています。
私の立場からすると「やりがい大有り」というわけです!
そんな中、昨年は暫く葛藤していた生徒が、早々に自ら「私(僕)行きます!」と言ってくれた子供達も多くいました。
これはとても嬉しいことです。
ありがたいことに、まだ合宿を終わった直後ではありますが、すでに来年の参加を希望する声は今までになく多いです。
グッと気合が入ります。
さて、合宿では「新たな可能性の発見」それと「感謝の幅を広げる」ということを掲げて生徒をリードしました。
そんな中、生徒には「しゃべる」ことを積極的に意識させました。
周囲への声かけもそうですし、回答も返答も「しゃべる」ことですが、昨年に比べて明らかに回答が積極的に且つ性格に出来るようになった生徒がいました。
でも、合宿でいきなり出来わけではありません。
普段の稽古から徐々に成長という変化を遂げています。
ただ、普段は所詮普段なんですよね。
合宿という特別な機会だからこそ、成長という過去から変化した言動が印象深く認識されるのです。
この特別な機会を利用して、普段は苦手なトマトを食べることが出来た子もいました。
特にバーベキューでは「野菜が美味い」と皆バクバクとキャベツやナスを頬張っていました。
とても小さなことかもしれませんが、可能性が広がったという事実と「やれば出来た」と知ることは大きな経験だと思います。
これも合宿の力ですが、成長の認識は自分のみならず周囲も把握出来るわけです。
皆で成長を認め合う、その過程を理解するって皆で感謝し合い尊敬し合うことも出来ますからね。
互いの気持ちがわかるってとっても素敵なことだと思います。
さておき、そうは言ってもなかなかしゃべることが難しい生徒もいました。
とても良いことだと思います。
「出来なかった」「難しい」と認識し、印象強く残ったことでしょう。
これこそ合宿参加の意義です。
来年か、再来年か、変化が手に取るようにわかります。
同時に、手に取るような自信を掴むことになるはずです。
挑戦の先には希望しかありません。
慎重な行動が現代の象徴だとしたら、このぐらい潔くて丁度良いのではないでしょうか。
過去を振り返ると、黒帯達も皆同じような経験を辿っています。
継続する挑戦で変化を把握することも大事ですが、同じような活躍、チカラを出し続ける不変の強さを知ることもまた継続の強みですし、得られる大きな自信は長年続けた者の特権です。
つづく
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