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TN祭を行いました。

 

当日は、70人を超える生徒と25人の空手体験者、それから多くの方が見学にいらしてくれました。

 

「一年間の感謝を表現したい」そんな思いからTN祭を企画したのですが、想像を超えた多くの方にお集まりいただき本当に感謝しています。

皆様のご理解とご協力のお陰で、道場の皆が貴重な経験をさせていただいています。

普段の稽古(生活)と同様に、TN祭も上手くいった事とそうでない事がありましたが、一先ず大きな感謝を伝えることが出来た気がしてなんだか嬉しいです。

 

先ずは空手の体験会からスタートです。

 

簡単な突きと蹴りを行いましたが、皆様本当に一生懸命取り組んでくださり感激しました。

 

今回は、後に黒帯と上級者で演武も披露しましたが、特に演武初挑戦の生徒達を戸惑いから本気の表情に変化させることは指導していて苦労するポイントです。

ですが、体験された皆さまの真摯に稽古する姿には感銘を受けました。

これは、昨年も感じた事ですが何かに取り組むときに躊躇とか戸惑いってあると思います。

ですが、体験される保護者の方々をみていると、容易く全力で打ち込めていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

人はその都度で一生懸命取り組むことが出来れば胸を張れると思います。

また、いざという時に一生懸命というか全力を出せた方が良い場面ってあるはずです。

言うのは簡単ですが、なかなか簡単ではないと思います。

そんな難しい話云々よりも単純に、その潔さ一生懸命取り組む姿勢、姿はとにかく格好良く、まるで空気清浄機のように周囲の空気を清々しいものにしてくれる。

丁度、冬晴の澄み切った青空の様にすっきりした気分になりました。

とても勉強になりました。

限られた時間の中でだいぶ駆け足な稽古となってしまいましたが、体験会の可能性のようなものを感じることが出来ました。

 

さて、体験会の後は発表会です。

帯毎の課題と、昇級に伴う生徒の心境の変化などを説明させていただきました。

 

先ずは初級から。

 

 

続いて中級。

 

 

 

 

さあ、上級者

 

 

 

 

型を中心に発表会は行いましたが、10月の全日本大会から2ヶ月が経ち更に上達した姿を見せてくれました。

また、生徒それぞれで自信がある人、少し不安が残る人、ほぼぶっつけ本番の人など状況が違います。

ですが、状況を言い訳にして挑まないのは簡単ですが、それでは何も学べません。

状況は言い訳にするものではなくて把握するものだと思います。

状況に応じての挑み方はあるはずです。

自信がある状況を目指し挑めば、結果が付いてきます。

後は、結果に応じた稽古をすれば状況に変化がうまれて、変化を理解することが自信に繋がると思います。

 

次は板割りです。

 

 

板割りは今まで殆どの発表会でも初中級が行うのに対して、上級者はあまり機会がありませんでした。

結構時間が掛かるのと、上級者は演武や後輩達へのサポートなど出番が多いことが理由です。

ですが、昨年の発表会後に上級者から板割りを志願して来たのを受けて今回は久しぶりに参加者全員で行いました。

 

 

 

途中、ハプニング等もありましたが、板割りは「割れる」と思わなければ割れません。

そんなモノです。

それに、当てるところが悪ければ怪我もします。

見ていると簡単に割ってそうですが、真剣に挑まなければリスクはつきものです。

だからこその緊張感があり、達成感を味わうことが出来るのです。

ホント、そんなものなんです。

 

さあ、いよいよ上級者による演武です。

 

 

 

 

前述の通りに本気で演じる難しさと本気で演じる大切さを学べたと思います。

護身などでもそうですが、瞬時に状況判断と的確な行動が取れたほうが良いケースは多々あるわけです。

宿題も掃除、面倒な事もやり始めればすんなりいける事でも、グダグダと中々スイッチが入らない経験をしたことってあると思います。

演武の稽古って、何となくそんな瞬時のモード切替のようなことを勉強出来ると思っています。

 

そんなこんなで、いよいよ黒帯の演武です。

 

 

 

最後は私も板を割りました。

 

調べたら2014年以来、10年ぶりの板割りでした。

 

さて、TN祭の最後は、今年の表彰です。

先ずは昇段状授与

 

それから躍進賞

 

特別賞

 

その他にも賞があり、最後には今年のMVPを発表しました。

時間の都合により、当日はあっさりした表彰式となってしまいましたので、表彰の詳細は改めてブログで紹介します。

受賞した生徒を称えたい気持ちと、やはり受賞理由がわかった方が受賞者の自信になる、それと皆の励みになると思います。

 

表彰された生徒は限られていますが、生徒皆と保護者がいたからこその表彰です。

生徒皆が前を向き汗を流し、時には涙も流していましたね。

でも、今年一年で誰一人としてそっぽを向いたり目を逸らす生徒はいませんでした。

皆がそれぞれの経験や想いを分かち合うことが出来ていると思います。

一つの道場で皆で稽古する醍醐味がそこにはあるはずです。

 

小さな道場ですが、高い意識を持ち丁寧に稽古に挑む生徒が集う誇り高き道場です。

なんて、格好つけていますが、生徒が自身と真正面から向き合いやすい、そんな真っすぐな道場だと思っています。

 

いつもご協力くださる保護者の方々。

そして一生懸命稽古してくれる生徒達。

本当にありがとうございます。