2023年 生徒の成長を振り返る
これが今年最後のブログとなる。
昨年末の記事で「今年は80回のブログ更新を目指すぜ」なんて言ってたが、結局73回と目標達成までもう少し。
まあ、いいだろう。
目標があったからこの数になったのは確実にある。
数は大事。
前回もお伝えしたように、今年は多くのイベントが開催されたお陰で、充実した空手ライフを過ごす事が出来ました。
皆様のお陰です。
本当に感謝しております。
さて、今年のイベントは先ず3月の大山康彦最高師範を招いての講習審査会からスタートした。
久し振りに他道場との稽古となり今後について色々見えてきた機会となった。
7月には夏合宿の再会。
やはり合宿は一番心に残るイベント。
ここでは帯に関係なく中高校生達が大活躍してくれたのが印象的だった。
皆優しくて気配りが出来る頼もしい生徒達、と知ることが出来た。
8月には7年ぶりにアラバマを訪れた。
久し振りに会う且つて稽古を共にした旧友達との再会は、私の中の複雑な感情をリフレッシュさせてくれた。
10月に入り先ずは組手の講習会。
後に行われる全日本大会に向けての予行練習とルール解説を行った。
殆どの生徒が初めて試合形式の空気を味わい全日本に挑んだ。
そして全日本大会。
型と組手で挑んだ久しぶりの大会だったが、勝敗はさておき、皆大会用の稽古、本番を頑張った。
その時点で大きな自信を掴むことに成功した。
課題との向き合い方から人の痛みやら、助け合い、競争と多くを経験したと思う。
それで12月の護身講習×発表会。
結果的に講習会と発表会を合わせた会は難しかったが、護身についてそろそろ一度は触れたかったし、発表会も行いたかったから欲張るしかなかった。
少しでも、一人でも多くの人に護身を意識して欲しいのと、稽古と護身って繋がっていると言うのは伝わったのかな。
この機会をものにした生徒は実は多くて、今までイベント事には背を向けて逃げていた生徒達が、今年最後となるイベントに挑戦してくれた。
これは本当に大きな第一歩。
「やれば出来る」「一歩踏み出せた」「逃げずに向き合った」と、大きな自信を掴んだと思う。
この経験は、来年更なる自信を掴む為の基盤となるだろう。
その他、各偶数月には昇給審査を行った。
毎回審査はドラマチックでいて、勉強になる。
生徒達は階級(帯の色)の違いで、綺麗に実力(経験の)差を見せてくれる。
帯が変わるごと着実に一段一段経験を重ねては、自信と成長を掴んでいる。
今年も色んな成長を見ることが出来た。
生徒達は下は4歳から上は50代、皆が体を使って稽古して体で経験した全てのことには価値がある。
皆違ったバックグラウンドを背負って稽古に挑む。
今年から大きな声を出せる稽古も解禁された。
全力で打ち込むことが出来るから「自分」がよく出る。
自分自身を理解するって事は課題も理解しやすい。
だから、自分と向き合いやすいし自信も掴みやすい。
素直な稽古は、素直な共感を呼ぶ。
素直に助け合えるし、素直に競争も出来る。
素直に認める事、成長の変化に素直に気が付くことも出来る。
それは自分の事だけに限らず周囲に対してもそう。
素直な尊敬、感謝。
素直な動揺だって素直に気付き、素直に認め良い経験として素直に活かす事が出来る。
組手でも型でも最後のまとめ(〆)を大事に稽古してきた。
今年の稽古も終盤に差し掛かった頃にこんなことがあった。
今までずっとボーっとする癖のある子が、組手をしている生徒に指示を送ったのだ。
大声で素直に気付いたことを一生懸命伝えていた。
今まではその子がボーっとしている時は、周りの皆で「ボーっとしてるよ!」とか「前見て!」とか助け合っていたからのだ。
だから、とても嬉しかった。
感動的な瞬間だった。
さて、こんな素敵な経験が皆で出来るのもいつもご理解とご協力いただいている生徒の親御さんのお陰です。
色々とご苦労もあったと思いますが、本当に感謝しております。ありがとうございます。
生徒1人1人の頑張りのお陰で皆が成長出来る。生徒の皆、ありがとう。
黒帯の協力無くしてイベントは行う事が出来ない。黒帯達、いつもありがとう。
さあ、間もなく年明けだ。
新年は身が引き締まる思いがして気持ち良い。
だから自然とワクワクしてくる。
来年もどんな生徒の顔が見られるか、とても期待している。
最後にこうして大きなトラブルもなく有意義な生活を送れるのも家族のお陰。
特に妻への感謝は大きい。迷惑かける事も多いけど、ありがとね。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
2023年、感謝。
ワールド大山空手東京練馬 高橋真次
コメントを残す