審査に落ちるということ
何となくいつも同じような内容になってしまうこのブログ。
中でも審査はネタの宝庫として話題に事欠くことはありません。
ただ、今まで光の部分しか扱ってこなかった審査ネタ。
今回初めて「落ちる事」について書いてみますので、よかったら読んでください。
審査は「受かる落ちる」の結果は大したことありません。
結果を受け止め現状を把握して、どう行動をとるかが重要だと思います。
成長に活きる「価値ある審査結果」とするために大事なのは審査後です。
先月の審査では残念ながら2人の生徒が落ちてしまいました。
単純に課題が全然出来ていないからなんですが、根本な原因は単純なものではありません。
審査に落ちる生徒に共通して言えるのは「稽古の仕方を理解していない」ということです。
癖でもあり根本的な部分なので、そりゃ根は深いわけですよ。
先ずは何といっても「立ち方(構え)」を決めること。
それと、自分で理解して自分で試して、自分で技と構えを決めることが出来ていない。
恐らく頭では解っていると思います。
勿論、普段の稽古でそれらと向き合う「キッカケ」はその都度ある。
でも、普段の稽古だとそれが中々響かない。
例えば型をやるとして、そもそも取っ掛かりは自信がない。
そこまでは皆同じ。
稽古の仕方をわかっている生徒は、そこで最低限「立ち方」を決めようと意識します。
それを体で表現します。
わかっている生徒程、何となく理解した早い段階で自分のチカラを試します。
試せる勇気があるのは「立ち方は出来ている」という自信があるからです。
すると、たとえ失敗したとて「自分で試した」という自信を元に課題がハッキリ見えてくる。
逆に、上手くいった時には自分で試したからこそ上手く出来た事に気付くのです。
理解してないとどうなるか?
出だしは真似から入ります。
周りを真似て「何となく」やってしまう。
だから「出来たのか出来ないのかよくわからない」って事すら気が付かないかもしれません。
挙句それが癖となり、何となく審査を受けてしまうのです。
頭で理解していても実際に体で出来ていない、という事に気が付きません。
これでは「いざ審査」で、緊張、動揺に対抗出来るはずもない。
ここでようやく「出来ない」とハッキリ認識出来るのです。
今回、二人とも良かったのは、自ら「審査受けます」と言ってきたことです。
だから価値ある挑戦となった、という部分では胸を張るべきです。
ここからですよ、大事なのは。
今回の経験を踏まえて、どうリスタートを切るか。
こうやって文章にすれば簡単なことですが、行動するのは難しい。
なにせ敵は「癖」ですからね。
特に相手が小学生ともなれば「こっち」のチカラも大事です。
やることは一つ。
ちゃんと稽古に来さえすれば大丈夫。
回数の問題ではなくて、来られる時にしっかり課題に向き合って稽古すれば良いと思いますよ。
具体的にいうならば、体で構えを覚えれば後は必ずついてきます。
先ず欲しいのは「最低限の自信」だからです。
稽古の帰りに胸を張ることが出来れば、自信が次の稽古への勇気を与えてくれる。
その繰り返しを癖にするキッカケになれば良いと思います。
さあ、次の審査は年末です。
審査当日を迎え、朝起きた時かな?
「審査」が脳裏をかすめた時に前回と違う気持ちになれたなら、その時点でもう合格です。
年のシメには最高じゃないか。
大丈夫、私に任せとけ。
一緒に2021年を自信で満たそうぜ!!
☆今回も読んでいただきありがとうございました。
よろしければ、皆様のご意見ご感想をお聞かせください。
コメントお待ちしております。
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