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  • 上級者の成長ぶりが際立った今年最後の昇給審査

    審査

    2022 ラスト 審査

    掃除に仕事、買い物も、何でも駆け込みたくなる年の瀬独特の雰囲気に包まれて来ている。

     

    さて、先日、今年最後となる昇給審査が行われた。

    先月の試合の勢いそのままに、どこか皆余裕、自信を持って挑めたようだ。

    特に上級者の姿勢は素晴らしかった。

    下級への配慮、リードはきっと彼らの良いお手本となったと思う。

     

    思い起こせば今回の上級者達も昔はリードされた側。

    道場内で成長への縦の流れが出来ている事は嬉しい限り。

    皆、似たり寄ったり同じような経験をしてきている。

    だから気持ちを共感出来る。

    労わることが出来る。

    自然と親身になれるって素敵なことだと思う。

     

    黒帯もそうだけど、上級は何もスーパーマンでも何でもない。

    基本は皆同じ。

    ただ、その場に応じた振舞い方や鼓舞の仕方、補い方を知っている。

    経験のチカラ。

    上級者だってミスをする。

    でも格好良いし、それを活かすことが出来る。

    そんな姿を下級の生徒達は上級者から感じ取ることが出来たんじゃないかな。

     

    ミスは多いが歳も階級も最上という事を意識して人一倍動き、競争し、それを落ち着いた態度をとれたこと。

     

    ここ数年、常に全力で稽古する中学生がいる。

    ただ、チカラが「強」一辺倒でその分雑になることが多かった。

    でも今回、ちょうどよくチカラを弱めることが出来た。

    常に全力で稽古していたからだ。

    結局は、強弱共に自分のコントロール。

     

    審査後に涙を流していた中学生。

    思ったような動きが出来なかったことへの悔し涙だった。

    でも、審査中はそんな動揺は全く見せていなかった。

     

    わからないこと、覚えていないことをやると、アタフタキョロキョロしていた小学生。

    課題ではない型、つまり初めての型を試してみた。

    構えを決め、目線を決め、さも知っているかの様な動きをしていた。

     

    その他、成長の記録を記すには年が明けてしまうのでこの辺でやめておく。

     

    まあ兎に角、上級者皆格好良かった。

    彼らに共通しているのは、コツコツ稽古を続ける才能があるということ。

    拍手と感謝を送りたい。

     

    22 ラスト 審査


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