大会用の稽古をはじめて ~癖と大会の本質~
型の大会に向けて生徒達は孤軍奮闘中。
普段の稽古や審査では、その型の完成度の大体70~80%を目指して重要なポイントを抑えていれば十分だ。
でも大会用となると、100%を目指すことが出来る。
稽古をしていく内に、それはなにも大会の為では留まらないという事がわかってくる。
100%を目指すからこそ、今まで気が付かなったことが見えてくる。
要は、徹することでより明確な課題や癖が見えてくると思う。
恐らく、普段の稽古でも気付くことは容易に出来るだろう。
でも、どこか他人事というか、そこまで大切なポイントとして捉えきれない気がする。
例えば「握り方」や「手の位置」とか、癖なんて細かな一つに過ぎないからだ。
高い目標を掲げることで、先ずは癖の特性が見えてくる。
癖一つはとても小さな事かも知れない。
でも、それを放置していると自信は持てない。
そして「改善は簡単ではない」ということも。
同時に、向き合って(稽古して)いれば自信は持てるってことも感じていると思う。
癖って無意識に出来上がったもの。
だったら改善を意識して何度も何度も稽古する。
やがて、それが無意識に出来たときに自分の成長を実感出来る。
身体を自分でコントロール出来たことで自信がつく。
勿論、結果的に成長を感じることが出来れば、それはそれで大きな自信はつくだろう。
ただ、自分をコントロール出来ていることへの自信のほうが見た目は小さいけど大事だと思う。
それを経た先に成長があるからだ。
それに、結果は一瞬の事だけど、自分のコントロールは常時の事。
大会やイベントは単なるゴールなんかじゃ勿体ない。
大いに使いこなすもの。
今の自分に向き合えるキッカケになればイイと思う。
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