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  • 4年ぶりの全日本大会に向けて いま勝負大作戦!

    大会

    2011 決勝

    夏休みも終盤を迎えていますが、今の子は皆優秀なのか、殆どの子が夏休みの宿題をほぼ終わらせているそうです。

    終盤ギリギリになって慌てて机に向かう。

    そんなやり方は今は流行らないのかと、これも時代の変化なのでしょうかね?

     

    さて、先日そんな生徒達には全日本大会(ジャパンカップ)の案内をさせていただきました。

    大会出場も4年ぶりですので、大会について一度こちらのブログでも説明しておきます。

    是非、参考になさってください。

     

    全日本大会は、型と組手の2つのジャンルがあります。

    それぞれに良さがあり、両方の出場も可能です。

     

    型のは「決まり事」です。

    明確な課題に対して、癖や改善点もまた明確になりやすい。

    課題と向き合う事を勉強するには型は打ってつけと言えます。

    稽古したことがそのまま結果に出やすいのことから、明確な自信も掴みやすいでしょう。

     

    組手は、相手と戦うわけですから、痛みや苦しみ等のネガティブな印象が強いかも知れません。

    ですが、勿論そんなことばかりではなくて、だからこその勇気や人との向き合い方を勉強出来るのです。

    痛みを理解することも大事でしょう。

    そこから、加減、自分をコントロールすることを学べます。

     

    生徒には強くなって欲しいです。

    それは、生徒も親御さんも望んでいる事ではないでしょうか。

    強くなる、自信を掴むには、多少の痛みや苦しみは経験しておくべきだと思います。

    ちょっと痛いから、ちょっと苦しいから、ちょっとつまらないから、ちょっと疲れたから、ちょっと気に食わないからと、言い訳をしていたら、多くの経験は掴めません。

    特に子供は、早いうちに困難を受け止め、課題の向き合い方や壁の乗り越え方、言い訳の意味や経験の大切さを学んでいけたら良いと思います。

    経験から、必要な想像力も養えるでしょうし、先読みは自身のコントロールにも繋がります。

     

    まだ、大会自体に抵抗はあると思いますが、そこに来て「全日本」なんて冠が付くと尚更構えてしまうと思いますが、大会はほぼ自分との戦いです。

    たとえ、それが世界大会だろうが、オリンピックだろうが、やることは同じです。

    そもそも我々はコンパクトな組織なので、全日本とは言えこぢんまりした大会ですし……。

     

    今から2ヵ月の間、稽古は普段通りに帯ごとの課題を追いかけますが、ちょっとだけキツい大会用のメニューをこなしていきます。

    生徒同士で同じ痛みや苦しみや難しさを味わう事で、互いを助け合い励まし合い、認め合い感謝し合う。

    そんな事を学べるのが大会の醍醐味です。

     

    参加してもしなくても、大会の翌日はやってきます。

    その時に、稽古と本番を乗り越えた自分と逃げてしまった自分とでは、得られる自信に大差があるのは言うまでもありません。

     

    都合により参加出来ない生徒もいるでしょう。

    そこは勿論、胸張れるようにフォローします。

    ですが「まだ早い」とか「そんなレベルではない」等、気持ちはわかりますが、今掴める経験は今しかチャンスはありません。

    その都度で、今の自分と向き合う事を癖にするのが大事だと思っています。

    だから今勝負するのです。

    不安があるからこそ「出る」と決めて、稽古して自信をつける。

    たとえ、結果が伴わないとしても「挑戦した」という自信を得ることが出来る。

    新たな景色を見ることが出来るのは、挑戦した者のみが許される特権です。

     

    やれば出来ます。

    皆で良い景色を見ることが出来たら最高です。

     


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