4年ぶりの全日本大会に向けて いま勝負大作戦!
夏休みも終盤を迎えていますが、今の子は皆優秀なのか、殆どの子が夏休みの宿題をほぼ終わらせているそうです。
終盤ギリギリになって慌てて机に向かう。
そんなやり方は今は流行らないのかと、これも時代の変化なのでしょうかね?
さて、先日そんな生徒達には全日本大会(ジャパンカップ)の案内をさせていただきました。
大会出場も4年ぶりですので、大会について一度こちらのブログでも説明しておきます。
是非、参考になさってください。
全日本大会は、型と組手の2つのジャンルがあります。
それぞれに良さがあり、両方の出場も可能です。
型のは「決まり事」です。
明確な課題に対して、癖や改善点もまた明確になりやすい。
課題と向き合う事を勉強するには型は打ってつけと言えます。
稽古したことがそのまま結果に出やすいのことから、明確な自信も掴みやすいでしょう。
組手は、相手と戦うわけですから、痛みや苦しみ等のネガティブな印象が強いかも知れません。
ですが、勿論そんなことばかりではなくて、だからこその勇気や人との向き合い方を勉強出来るのです。
痛みを理解することも大事でしょう。
そこから、加減、自分をコントロールすることを学べます。
生徒には強くなって欲しいです。
それは、生徒も親御さんも望んでいる事ではないでしょうか。
強くなる、自信を掴むには、多少の痛みや苦しみは経験しておくべきだと思います。
ちょっと痛いから、ちょっと苦しいから、ちょっとつまらないから、ちょっと疲れたから、ちょっと気に食わないからと、言い訳をしていたら、多くの経験は掴めません。
特に子供は、早いうちに困難を受け止め、課題の向き合い方や壁の乗り越え方、言い訳の意味や経験の大切さを学んでいけたら良いと思います。
経験から、必要な想像力も養えるでしょうし、先読みは自身のコントロールにも繋がります。
まだ、大会自体に抵抗はあると思いますが、そこに来て「全日本」なんて冠が付くと尚更構えてしまうと思いますが、大会はほぼ自分との戦いです。
たとえ、それが世界大会だろうが、オリンピックだろうが、やることは同じです。
そもそも我々はコンパクトな組織なので、全日本とは言えこぢんまりした大会ですし……。
今から2ヵ月の間、稽古は普段通りに帯ごとの課題を追いかけますが、ちょっとだけキツい大会用のメニューをこなしていきます。
生徒同士で同じ痛みや苦しみや難しさを味わう事で、互いを助け合い励まし合い、認め合い感謝し合う。
そんな事を学べるのが大会の醍醐味です。
参加してもしなくても、大会の翌日はやってきます。
その時に、稽古と本番を乗り越えた自分と逃げてしまった自分とでは、得られる自信に大差があるのは言うまでもありません。
都合により参加出来ない生徒もいるでしょう。
そこは勿論、胸張れるようにフォローします。
ですが「まだ早い」とか「そんなレベルではない」等、気持ちはわかりますが、今掴める経験は今しかチャンスはありません。
その都度で、今の自分と向き合う事を癖にするのが大事だと思っています。
だから今勝負するのです。
不安があるからこそ「出る」と決めて、稽古して自信をつける。
たとえ、結果が伴わないとしても「挑戦した」という自信を得ることが出来る。
新たな景色を見ることが出来るのは、挑戦した者のみが許される特権です。
やれば出来ます。
皆で良い景色を見ることが出来たら最高です。
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